“頃日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいじつ51.0%
このごろ41.2%
このあひだ3.9%
このころ2.0%
ちかごろ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数年来鬱積うっせき沈滞せる者頃日けいじつようやく出口を得たる事とて、前後ぜんご錯雑さくざつ序次じょじりんなく大言たいげん疾呼しっこ、われながら狂せるかと存候ほどの次第に御座候。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
貴娘あなた知らんのならお聞きなさい。頃日このごろの事ですが、今も云った、坂田礼之進氏が、両国行の電車で、百円ばかり攫徒すりられたです。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
頃日このあひだ亡くなつた岩村透だんは、平素ふだんから自分を巴里パリー仕立したての結構な美術家だと信じてゐた。正直なところ、巴里仕立の美術家にしては、岩村男は全くが下手だつた。
ここによきはかりごとこそあれ、頃日このころ金眸きんぼう大王が御内みうちつかへて、新参なれどもまめだちて働けば、大王の寵愛おおぼえ浅からぬ、彼の黒衣こくえこそよかんめれ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
その温雅なる風采ふうさいと、秀麗なる容貌ようぼうと、学識の豊富なるをもって聞えた、俊才で、且つ人魂ひとだまと、流星と、意見の衝突以来、不快の念をいだいて、頃日ちかごろ夫人のもとを辞して、谷中の寺に隠れたけれども
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)