“今日此頃”の読み方と例文
読み方割合
けふこのごろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打つて變りし瀧口が今日此頃(けふこのごろ)の有樣に、あれ見よ、當世嫌ひの武骨者(ぶこつもの)も一度は折らねばならぬ我慢なるに、笑止や日頃(ひごろ)吾等を尻目に懸けて輕薄武士と言はぬ計りの顏
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
今日此頃(けふこのごろ)の全盛(ぜんせい)に父母(ふぼ)への孝養(こうよう)うらやましく、お職(しよく)を徹(とほ)す姉(あね)が身(み)の、憂(う)いの愁(つ)らいの數(かず)も知(し)らねば、まち人(びと)戀(こ)ふる鼠(ねづみ)なき格子(かうし)の呪文(じゆもん)、別(わか)れの背中(せな)に手加减(てかげん)の秘密(おく)まで、唯(たゞ)おもしろく聞(きゝ)なされて
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
お腹(なか)のよれるやうな可笑(をか)しき事(こと)をば眞面目(まじめ)に成(な)りて仰(おつ)しやりし物(もの)なれども、今日此頃(けふこのごろ)のお人(ひと)の惡(わ)るさ、憎(に)くいほどお利口(りこう)な事(こと)ばかりお言(い)ひ遊(あそば)して、私(わたし)のやうな世間見(せけんみ)ずをば手(て)の平(ひら)で揉(も)んで丸(まる)めて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)