“父母”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ちちはは40.0%
ふぼ26.3%
ちゝはゝ18.9%
ふたおや3.2%
おや2.1%
ととかか2.1%
ぶも2.1%
チヽハヽ2.1%
かぞ1.1%
かぞいろ1.1%
(他:1)1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は今まで叔父まかせにしておいた家の財産について、詳しい知識を得なければ、死んだ父母ちちははに対して済まないという気を起したのです。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
おしずは、ちいさい時分じぶんに、父母ちちははわかれて、叔母おばうちそだてられた孤児みなしごでありました。
愛は不思議なもの (新字新仮名) / 小川未明(著)
天香具山あめのかぐやまをあれだと考えた時、あの下が、若い父母ちちははの育った、其から、叔父叔母、又一族の人々の、行き来した、藤原の里なのだ。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
父母ふぼ未生みしやう以前いぜん本來ほんらい面目めんもくなんだか、それをひとかんがへてたらかろう」
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
父母ふぼに心配をかけない程度で、実際の事実に多少の光沢つやを着けるくらいの事は、良心の苦痛を忍ばないで誰にでもできる手加減であった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
有繋さすが幾人いくにん自分じぶん父母ふぼばれるのでにがわらひんでひかへてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
わがはらからは皆かしこくおとなしかりしにわれ一人父母ちゝはゝの良き教にそむく事多かりしが、しかも我が父はわが罪を一度も責め給ひし事なし。
またこの願ひは恐らくは彼等自らの爲のみならず、父母ちゝはゝその他彼等が未だ不朽の焔とならざる先に愛しゝ者の爲なりしならむ 六四—六六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼答へて我にいふ、人にあらず、人なりしことあり、わが父母ちゝはゝはロムバルディアの者郷土ふるさとをいへば共にマントヴァびとなりき 六七—六九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ころりんとそれじつに……なんとも微妙びめうかすかる、……父母ふたおやをはじめ、るほどのものは
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
木綿縞の古布子ふるぬのこ垢づいて、髪は打かぶって居るが、うみ父母ふたおや縹緻きりょうも思われて、名に背かず磨かずも光るほどの美しさ。
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
お光八つにもなると路が遠いにつれもないからよせと父母ふたおやの拒むも聞かないで、往来ゆきもどり一里の路を日々弁当さげて通う。
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「仕方がない。……女のほうからあッちへ血道を上げているのではぜひないことだ。父母おやが選んでくれた女房じゃなし、なにも、行かないでいればすむことだ。当分、足を抜いていよう」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
よしんば去ねといはれたところで、帰る里には父母おやもあり。
移民学園 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
父母ととかかさまよ
雨情民謡百篇 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
父母ととかかさまよ
極楽とんぼ (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
我が身はもとのままの継橋つぎはしというのがございまして、人をして自ら度せずというのが、またこれ菩薩の本願なのでございます。生々しょうじょう父母ぶも世々せぜ兄弟はらからのことごとく成仏してしかして後に我れ成仏せん
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「鎮護国家ノ法タル大元帥御修法ノ本尊、斯法しほふタルヤすなは如来によらい肝心かんじん衆生しゆじやう父母ぶも、国ニ於テハ城塹じやうざん、人ニ於テハ筋脈きんみやくナリ、是ノ大元帥ハ都内ニハ十供奉ぐぶ以外ニ伝ヘズ、諸州節度ノ宅ヲ出ヅルコトナシ、縁ヲ表スルニソノ霊験不可思議なり
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
アメノ香具山をあれだと考へた時、あの下が、若い父母チヽハヽの育つた、其から、叔父叔母、又一族の人々の、行き來した、藤原の里なのだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
アメノ香具山をあれだと考へた時、あの下が、若い父母チヽハヽの育つた、其から、叔父叔母、又一族の人々の、行き來した、藤原の里なのだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
諸王、諸臣、及び天下の百姓、ことごと長老おきなは愛児を失ふがごとく、塩酢之昧あぢはひ口に在れどもめず、少幼者わかきめる父母かぞうしなふが如くて
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
又後世に於て、民の、吾が故にりて、己が父母かぞほろぼせりと言はむことを欲せじ。豈に其れ戦勝ちての後に、まさ大夫ますらをと言はむ哉。夫れ身をて国を固くせむは、また大夫ますらをならざらむや。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
不尽ふじ見ると父母かぞいろのせてかつをぶね大きなる櫓をわが押しにけり
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
父母かぞいろと海にうち出でめづらかに浮世がたりを吾がするものか
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
天香具山アメノカグヤマをあれだと考へた時、あの下が、若い父母チチハハの育つた、其から、叔父叔母、又一族の人々の、行き来した、藤原の里なのだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)