“曾祖父母”の読み方と例文
読み方割合
そうそふぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕のうちの仏壇には祖父母の位牌いはい叔父おじの位牌の前に大きい位牌が一つあった。それは天保てんぽう何年かに没した曾祖父母そうそふぼの位牌だった。
追憶 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
私の父母ふぼ、私の祖父母そふぼ、私の曾祖父母そうそふぼ、それから順次にさかのぼって、百年、二百年、乃至ないし千年万年の間に馴致じゅんちされた習慣を、私一代で解脱げだつする事ができないので
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それだから、していることが新米のファンの目には気違いとしか思われない。ちょんまげをつけたわれらの祖父母曾祖父母そうそふぼとはどうしても思われない。第二には群衆の使い方が拙である。
映画時代 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)