“曾祖母”のいろいろな読み方と例文
新字:曽祖母
読み方割合
そうそぼ20.0%
オホオバ13.3%
ヒオホバ13.3%
ばあばあ6.7%
ひいおばあ6.7%
おおおば6.7%
おおばあ6.7%
ひいばあ6.7%
ひおおば6.7%
ひおほば6.7%
ひばあ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
サラ、レベッカ、ユディット、及び己がとがをいたみて我を憐みたまへといへるその歌人うたびと曾祖母そうそぼたりし女が 一〇—一二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
父に感謝し、次には尊い大叔母オホヲバ君、其から見ぬ世の曾祖母オホオバの尊に、何とお禮申してよいか、量り知れぬものが、心にたぐり上げて來る。だがまづ、父よりも誰よりも、御禮申すべきは、み佛である。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
姫にとつては、肉縁はないが、曾祖母ヒオホバにも當る橘夫人の法華經、又其御胎オハラにいらせられる—筋から申せば、大叔母にもお當り遊ばす、今の 皇太后樣の樂毅論。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
そのときには、すゞちやんを見たい/\と言つておほさわぎをしてゐられた曾祖母ばあばあも、もうこちらへ来ていらつしやいました。
ぽつぽのお手帳 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
そのまへに、曾祖母ひいおばあさんは友伯父ともをぢさんととうさんをそばびましておうち爐邊ろばたでいろ/\なことをつてかせてれました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
父に感謝し、次には、尊い大叔母君、其から見ぬ世の曾祖母おおおばみことに、何とお礼申してよいか、量り知れぬものが、心にたぐり上げて来る。だがまず、父よりも誰よりも、御礼申すべきは、み仏である。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
屹度きっと曾祖母おおばあさんは、炬燵こたつあたって、眼鏡を懸けて、本でも見ていたんで御座ございましょうね。
「ああしんど」 (新字新仮名) / 池田蕉園(著)
曾祖母ひいばあさん、祖父おぢいさん、祖母おばあさん、伯父おぢさん、伯母おばさんのかほから、奉公ほうこうするおひなかほまで、家中うちぢうのものゝかほ焚火たきびあかうつりました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
姫にとっては、肉縁はないが、曾祖母ひおおばにも当るたちばな夫人の法華経、又其御胎おはらにいらせられる——筋から申せば、大叔母御にもお当り遊ばす、今の皇太后様の楽毅論がっきろん
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
姫にとつては、肉縁はないが、曾祖母ひおほばに当る橘夫人の法華経、又其お腹に出でさせられた——筋から申せば大叔母にもお当りになる今の皇太后様の楽毅論。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)