“曾孫”のいろいろな読み方と例文
新字:曽孫
読み方割合
ひまご34.6%
そうそん26.9%
ひいまご19.2%
ひこ15.4%
みひひこ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃からの詩人にておはし候桂月様、なにとて曾孫ひまごのやうなる私すらおぼろげに知り候歌と眼の前の事との区別を、桂月様どう遊ばし候にや。
ひらきぶみ (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
「そうか、パチノが先祖からけついだ吸血病か、そうしてついに君にまで伝わったのか、パチノの曾孫そうそんにあたるが……」
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
何処どことなく荒れて、留守の間のふしだらが思われ焦々いらいらはしたが、夏だったら、孫や曾孫ひいまごどもが群れ集まって邸中を荒らし回わっていように、もう、秋もなかばで
(新字新仮名) / 富田常雄(著)
うらやましい死に様である。ある婆さんは、八十余で、もとは大分難義もしたものだが辛抱しんぼうしぬいて本家分家それ/″\繁昌はんじょうし、まご曾孫ひこ大勢持って居た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
また倭建やまとたけるの命の曾孫みひひこ名は須賣伊呂大中すめいろおほなか日子ひこの王が女、訶具漏かぐろ比賣に娶ひて生みませる御子、大枝おほえの王。