“日子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にっし62.1%
ひこ17.2%
につし6.9%
ヒノミコ3.4%
にっす3.4%
ひこぢ3.4%
ひにち3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれこれしておりましたときに、病気にかかり、また日子にっし定限きまりがありまして、事情再びロンドンに来ることができませなんだ。
妖怪談 (新字新仮名) / 井上円了(著)
かれ高木の入日賣の御子、額田ぬかだ大中おほなか日子ひこの命、次に大山守おほやまもりの命、次に伊奢いざの眞若の命、次にいも大原の郎女いらつめ、次に高目たかもくの郎女五柱。
あなたは前後八ヶ月の日子につしつひやして思ひ立つた翻譯を成就じやうじゆしたとつてむしその長きに驚ろかれるやうだが、私はかへつてその迅速じんそくなのに感服したいのです。
『伝説の時代』序 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
而て又王あり卑彌弓呼素と爲すは又日子ヒノミコの稱を冠れり。伊豫國造の皇別に出で〔注略〕、當時來り其の國を鎭めたまへるを謂ふに似たり。
倭女王卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 白鳥庫吉(著)
背景となるべき一つの森や沼の選択に時には多くの日子にっすと旅費を要するであろうし、一足の古靴ふるぐつの選定にはじじむさい乞食こじきの群れを気長く物色することも必要になるであろう。
映画芸術 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
かれその日子ひこぢ答へ歌よみしたまひしく
おにこころになりったわたくしは、両親りょうしん好意こういそむき、同時どうじまたてんをもひとをもうらみつづけて、生甲斐いきがいのない日子ひにちかぞえていましたが、それもそうながいことではなく