“天若日子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あめわかひこ40.0%
アメワカヒコ30.0%
アメノワカヒコ20.0%
あめのわかひこ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我が説明ことわけを、お聞きわけられませ。神代の昔びと、天若日子あめわかひこ。天若日子こそは、てんの神々に弓引いた罪ある神。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
このヂユウ申し上げた滋賀津彦シガツヒコは、やはり隼別でもおざりました。天若日子アメワカヒコでもおざりました。テンに矢を射かける——。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
筋はほとんど無いような小説であって、天若日子アメノワカヒコの伝説、彼岸中日の「野遊び」、日相観など、いわば古代の幻想が、説明の形をとらないで、直接感得されるような長詩である。
『死者の書』 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
それは高日子根神たかひこねのかみの顔や姿すがた天若日子あめのわかひこにそっくりだったので、みんなは一も二もなく若日子だとばかり思ってしまったのでした。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)