天若日子アメノワカヒコ)” の例文
筋はほとんど無いような小説であって、天若日子アメノワカヒコの伝説、彼岸中日の「野遊び」、日相観など、いわば古代の幻想が、説明の形をとらないで、直接感得されるような長詩である。
『死者の書』 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
天若日子アメノワカヒコが、天神の賜いし天之波士弓ハジユミ天之波士矢を以て、高天原より遣わされし雉名鳴女キジナナキメを射殺せし時、其矢雉の胸を貫きて、逆まに射上げられて、天之安河の河原に坐す、天照太神の所に至る条に
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)