日子ひこ)” の例文
かれ高木の入日賣の御子、額田ぬかだ大中おほなか日子ひこの命、次に大山守おほやまもりの命、次に伊奢いざの眞若の命、次にいも大原の郎女いらつめ、次に高目たかもくの郎女五柱。
十一月の末にはもう山上の日子ひこの宮には禰宜も登らず、茶店もとじてしまうそうな。(英彦山は天照大神のみ子天忍穂耳尊天降りの地という)
英彦山に登る (新字新仮名) / 杉田久女(著)
よみたる古哥に(万葉)「いや日子ひこのおのれ神さび青雲あをくものたなびく日すら小雨こさめそぼふる(よみ人しらず)」又家持やかもちに「いや彦の神のふもとにけふしもかかのこやすらんかはのきぬきてつぬつきながら」▲長浜ながはま 頸城郡くびきごほりり。
日子ひこひてしはじ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
また倭建やまとたけるの命の曾孫みひひこ名は須賣伊呂大中すめいろおほなか日子ひこの王が女、訶具漏かぐろ比賣に娶ひて生みませる御子、大枝おほえの王。
よみたる古哥に(万葉)「いや日子ひこのおのれ神さび青雲あをくものたなびく日すら小雨こさめそぼふる(よみ人しらず)」又家持やかもちに「いや彦の神のふもとにけふしもかかのこやすらんかはのきぬきてつぬつきながら」▲長浜ながはま 頸城郡くびきごほりり。
かれ上にいへる若建の王、飯野の眞黒比賣に娶ひて生みませる子、須賣伊呂大中すめいろおほなか日子ひこの王。この王、淡海あふみ柴野入杵しばのいりきが女、柴野比賣に娶ひて生みませる子、迦具漏かぐろ比賣の命。