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日子坐
大毘古の命
一を
高志の
道に遣し、その子
建沼河別の命を
東の方
十二道
二に遣して、その
服はぬ人どもを言向け
和さしめ、また
日子坐の
王をば、
旦波の國
三に遣して
またその母の弟
袁祁都比賣の命に娶ひて、生みませる子、
山代の
大筒木の
眞若の王、次に
比古意須の王、次に
伊理泥の王三柱。およそ
日子坐の王の子、并はせて
十五王。
この二柱の王の女、五柱ましき。次に
日子坐の王、
山代の
荏名津比賣、またの名は
苅幡戸辨に娶ひて生みませる子、
大俣の王、次に
小俣の王、次に
志夫美の
宿禰の王三柱。