“婚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
13.0%
こん8.7%
めと8.7%
8.7%
8.7%
ヨバ8.7%
よば4.3%
まぐはひ4.3%
あわ4.3%
くな4.3%
まぐあひ4.3%
みあ4.3%
みとあたは4.3%
4.3%
めあわ4.3%
4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これより後、大后とよあかりしたまはむとして、御綱栢みつながしはを採りに、木の國に幸でましし間に、天皇、八田やた若郎女わかいらつめひましき。
婚姻はもとより当人の意にしたがって適不適もあり、また後日生計の見込もなき者といてこんすべきには非ざれども、先入するところ、主となりて、良偶りょうぐうを失うの例も少なからず。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
院はなさいませんよ。対の夫人は普通におめとりになったのでなく、御自身でお育てになった方だという事実から、少し違った親しみがおありになるだけでしょう。宮様を
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
このはなさくや媛も、古事記すさのをのよつぎを見ると、其を証明するものがある。すさのをの命の子やしまじぬみの神、大山祇神の女「名は、木花知流コノハナチル比売」にうたとある。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
そこで、天子様はお憤りなされて「つねに、長眼ナガメしめ、又しもせず、モノオモはしめたまひき」とある。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
隠国コモリクの泊瀬国に、さヨバひにが来れば、たな曇り雪はふり来ぬ。さ曇り雨はふり来ぬ。つ鳥キヾシはとよみ、家つ鳥カケも鳴き、さ夜は明け此夜は明けぬ。入りて朝寝む。此戸開かせ(万葉巻十三)
鶏鳴と神楽と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
かれ天の下治らしめさむとせしほどに、平群へぐりの臣がおや、名は志毘しびの臣、歌垣うたがきに立ちて、その袁祁をけの命のよばはむとする美人をとめの手を取りつ。
りてまぐはひして嫡妻むかひめとす。ここにその孃子、常に種種のためものを設けて、恆にそのひこぢに食はしめき。
即ち其女豊玉毘売をあわせ奉りき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
『播磨風土記』に神功じんぐう皇后韓国よりかえり上りたもう時、舂米女いなつきめ等のくぼを陪従おもとびとくなぎ断ちき、故に陰(くぼ)絶ち田と地名を生じたと出るなども同様の故事附けで多くはあてにならぬが
格子引き開くるより『非常ひぞうのこといで来たり。非常のことなり』と云ふ。『何事ぞ』と云へば『百合子まぐあひせり。非常のことなり』
額田王ははじめ大海人皇子にみあ十市皇女とおちのひめみこを生んだが、後天智天皇に召されて宮中に侍していた。この歌は、そういう関係にある時のものである。「あかねさす」は紫の枕詞。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
かれここにその姉は、いとみにくきに因りて、見かしこみて、返し送りたまひて、ただそのおとはな佐久夜さくや賣毘を留めて、一宿ひとよみとあたはしつ。
徒らに盛年みのさかりを過しし事いと悲しと告り給ひ、さま欲しく思ほせども、そのいたく老いぬるに憚り給ひて、得婚さずて、御歌を賜ひき。
枕物狂 (新字旧仮名) / 川田順(著)
その娘は弟で、貧弱な源氏で、しかも年のゆかない人にめあわせるために取っておいたのです。またあの人も東宮の後宮こうきゅうに決まっていた人ではありませんか。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
其上、新しい柔軟性を発揮する様になつてからの彼には、女丈夫でない町のかず後家の描写は、額に手して望むべきであつた。