“メ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
語句割合
20.0%
15.0%
10.0%
7.5%
5.0%
5.0%
5.0%
5.0%
5.0%
2.5%
2.5%
2.5%
2.5%
2.5%
2.5%
2.5%
2.5%
2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八千矛の神のみことは、とほ/″\し、高志コシの國に、クハをありと聞かして、サカをありとキコして……
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
巫女の資格の第一は「神の」となり得るか如何と言ふ事である。村の処女は必神の嫁として神に仕へて後、人の妻となる事が許されたのである。
地下ヂゲビトの歌よみが、おれの三十になつたばかりの頃、「昔見しフルき堤は、年深み…年深み、池の渚に、水草ミクサ生ひにけり」
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
中臣・藤原の遠つオヤあめの押雲根命オシクモネ。遠い昔の日のみ子さまのおしの、イヒと、みを作る御料の水を、大和国中クニナカ残る隈なく捜しモトめました。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
まさに掖廷にれて、后宮の数につべしと。天皇ゆるす。……丹波の五女をして、掖廷に納る。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
景行天皇記に、「恒に長目を経しめ、またしもせずて、物思はしめ給ひき(古訓)」と書いてある。めは男と女が逢ふことで、其が名詞的の感覚を強める様になつてからは、になつて来る。
執術トルワザ鈍有丹ニブカラムニ炎曜カヾヤク 金造コガネヅクリ大刀タチ何将為ナニセム
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
の 冴え/″\と小かりしか
『かげろふの日記』解説 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
家持の乘は再、憂鬱に閉された主人を背に、引き返して、五條まで上つて來た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
真荒男マスラヲが 朝廷ミカド思ひの忠実心マメゴヽロを血に染めて 焼刃ヤキバ見澄ます※
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
真荒男マスラヲ朝廷ミカド思ひの忠実マメ心 を血に染めて、焼刃ヤキバ見澄ます
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
面白いのはミヤ祭りの有様である。後人の淫祠の様子が、しかつめらしい宮中に、著しく紛れ込んでゐたのである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
荼吉尼をジユする験者に誘はれて、旅の空にさすらひ出で、鄙のすまひに衰へては、験者の末流を汲む輩の手さきに使はれて、官された野狐となり、いづなの輩に伍して
狐の田舎わたらひ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
長雨にせよ、ながにせよ、名詞である。其ながめが既に語根の屈折したゞけで出て来たのではなく、動詞状の心理的変化の過程を経て来て居るのである。
思ふに、家持の趣味から、出た出来心ではなく、かう言ふ防人歌は、常にされたのであらう。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
首里主スンヂヤナシで、キミ
コラセバアマネク旧山川キュウサンセン
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こうやって、若々しい楓の枝かげに、を出したばかりの春の羊歯シダの葉に飾られてある壕は風雅ですが。十分深くもあるようですが。
カダルマゴにもよめにも皆死なれデ、村役場ガラコメコだのジエンコだのもらて、ムマヤよりもマダきたね小舍コヤコ這入ハエテセ、乞食ホエドして暮らすマナグデ來るデバ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)