“飯”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
めし46.9%
まんま18.9%
はん12.2%
いひ7.3%
いい5.2%
まま3.8%
まゝ2.1%
ぱん1.0%
イヒ1.0%
おまんま0.7%
(他:2)0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“飯”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸37.1%
技術・工学 > 家政学・生活科学 > 食品 料理8.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)6.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「おらあ、三日みっかめしわんとき、たすけてもらったんだ。」と、べつ少年しょうねんがいいました。
万の死 (新字新仮名) / 小川未明(著)
めしを食いに行こう!」と桂は突然いって、机の抽斗ひきだしから手早く蟇口がまぐちを取りだしてふところへ入れた。
非凡なる凡人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
仲の善い夫婦で、思いに思った仲でございますから、おまんまを食べても物をつゝき合って食べるが面白いという間柄です。
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
久「フウン成程、おまんまは炊けねえ、おらア一途にいと思って、屹度世話をすると云ったから断るのは間が悪いねえ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
珠運しゅうん梅干渋茶に夢をぬぐい、朝はん平常ふだんよりうまく食いてどろを踏まぬ雪沓ゆきぐつかろ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「おかあさん、はやくごはんにしておくれ、みんなとりにゆくのだから。」とえいちゃんが、いいました。
小さな弟、良ちゃん (新字新仮名) / 小川未明(著)
いへにあればにもるいひを草まくら旅にしあれば椎の葉にもる」とは行旅の情をうたったばかりではない。
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
いへにあればいひ草枕くさまくらたびにしあればしひる 〔巻二・一四二〕 有間皇子
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
遠い昔の日のみ子さまのおしの、いいと、みを作る御料の水を、大和国中残るくまなく捜しもとめました。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
白日天にちゅうして万戸に午砲のいいかしぐとき、蹠下しょかの民は褥裏じょくり夜半やはん太平のはかりごと熟す。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「火ぁでらたもな。おれぁ二度起ぎで燃やした。さあ、口すすげ、ままでげでら、楢夫。」
ひかりの素足 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
蚊帳釣草かやつりぐさ」の穂の練絹ねりぎぬの如くに細く美しき、「猫じゃらし」の穂の毛よりも柔き、さては「あかまま」の花の暖そうに薄赤き
「あては面倒な事は嫌ひや。今すぐに御膳を持つて來させるよつて、まゝ喰べたらいんどくんなれや。よろしか。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
さう思ふと、この小さな故郷の村の出来事がいかにも他愛なく、まゝごとじみてみえる。
(新字旧仮名) / 岸田国士(著)
つねには、一ぱんを分けあって起きしする友であるが、いまは、御岳の神縄をかりて捕りおさえにきた小幡民部。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど、一ぱんの尊さは、一粒の米でも一くきの野菜でも、自分でつくってみて初めてわかることである。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遠い昔の日のみ子さまのおしの、イヒと、みを作る御料の水を、大和国中クニナカ残る隈なく捜しモトめました。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
遠い昔の日のみ子さまのおしの、イヒと、みを作る御料の水を、大和國中クニナカ殘る隈なく搜しモトめました。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
「さあ、おまんま出來できたぞ」勘次かんじかまから茶碗ちやわんめしうつす。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「お泊まりなんし、お泊まりなんし、銭が安うておまんまが旨うて、夜具やぐうてお給仕が別嬪、某屋なにやはここじゃお泊まりなんし」と、旅人を呼び立て袖を引く、留女とめおんなの声のかまびすしい、雀色の黄昏たそがれであった。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
白雨ゆうだちの滝にうたすやそくいた 孟遠
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
師の君に約し参らせたる茄子なすを持参す。いたく喜びたまひてこれひるの時に食はばやなどの給ふ、春日かすがまんぢうひとつやきてひたまふとて、おのれにもなかばわけて給ふ。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)