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飯
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めし
ふりがな文庫
“
飯
(
めし
)” の例文
それは唯はた目には
石鹸
(
せつけん
)
や
歯磨
(
はみが
)
きを売る
行商
(
ぎやうしやう
)
だつた。しかし武さんは
飯
(
めし
)
さへ食へれば、
滅多
(
めつた
)
に荷を
背負
(
せお
)
つて出かけたことはなかつた。
素描三題
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「やい、
宿
(
やど
)
六、
飯
(
めし
)
をだしてくれ、
飯
(
めし
)
を。
腹
(
はら
)
がぺこぺこだ。え。こんなに
暗
(
くら
)
くなつたに、まだランプも
點
(
つ
)
けやがらねえのか。え、おい」
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
「そんじゃ、
飯
(
めし
)
でも
喫
(
く
)
って、一休みして、はじめるかの」と、一人は体を起して両手を
端
(
さき
)
さがりにうんと
拡
(
ひろ
)
げながら背のびをした。
岩魚の怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「
飯
(
めし
)
や香の物には
仔細
(
しさい
)
はなかつたさうだ、——これは御主人の言つたことだ。飯や香の物だけを食つて、味噌汁を食はないのは誰だい」
銭形平次捕物控:081 受難の通人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一生の思出に、一度は
近郷
(
きんごう
)
近在
(
きんざい
)
の衆を呼んで、ピン/\した鯛の刺身煮附に、
雪
(
ゆき
)
の
様
(
よう
)
な米の
飯
(
めし
)
で腹が割ける程馳走をして見たいものだ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
達磨
(
だるま
)
はそれぎり
話題
(
わだい
)
に
上
(
のぼ
)
らなかつたが、これが
緒
(
いとくち
)
になつて、三
人
(
にん
)
は
飯
(
めし
)
の
濟
(
す
)
む
迄
(
まで
)
無邪氣
(
むじやき
)
に
長閑
(
のどか
)
な
話
(
はなし
)
をつゞけた。
仕舞
(
しまひ
)
に
小六
(
ころく
)
が
氣
(
き
)
を
換
(
か
)
へて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
大窪の泉と云つて、杉の根から湧く清水を大きい据桶に湛へて、雨水を防ぐ為に屋根を
葺
(
ふ
)
いた。町の半数の家々ではこの水で
飯
(
めし
)
を
炊
(
かし
)
ぐ。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
勘次
(
かんじ
)
はむつゝりとした
卯平
(
うへい
)
の
戸口
(
とぐち
)
を
覗
(
のぞ
)
いたこともないが、
卯平
(
うへい
)
が
直
(
すぐ
)
に
來
(
き
)
ても
來
(
こ
)
なくても
飯
(
めし
)
の
出來
(
でき
)
た
時
(
とき
)
に
喚
(
よ
)
びに
行
(
ゆ
)
くのはおつぎであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「眼がさめると、おれたちがこしらえた
汁
(
しる
)
や
飯
(
めし
)
をたらふくくらって、
自慢話
(
じまんばなし
)
でいばりちらす……考えてみると、兵糧方はわりがわるい」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やがて
仕事
(
しごと
)
がおわって、
兄
(
あに
)
は
流
(
なが
)
しで
手
(
て
)
をあらっていると、
土間
(
どま
)
のかたすみで、ペスが、
弟
(
おとうと
)
のあたえた
飯
(
めし
)
を
食
(
た
)
べているのが
目
(
め
)
に
入
(
はい
)
りました。
ペスときょうだい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
一
緒
(
しよ
)
に
飯
(
めし
)
なぞ
食
(
た
)
べると、
彼
(
かれ
)
はいつでも
心
(
こゝろ
)
の
空虚
(
くうきよ
)
を
訴
(
うつた
)
へるやうな
調子
(
てうし
)
でありながら、さう
言
(
い
)
つて
寂
(
さび
)
しい
顔
(
かほ
)
に
興奮
(
こうふん
)
の
色
(
いろ
)
を
浮
(
うか
)
べてゐた。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
暫
(
しばら
)
く
立
(
た
)
ち
止
(
と
)
まつて
見
(
み
)
てゐるうちに、
石
(
いし
)
の
壁
(
かべ
)
に
沿
(
そ
)
うて
造
(
つく
)
り
附
(
つ
)
けてある
卓
(
つくゑ
)
の
上
(
うへ
)
で
大勢
(
おほぜい
)
の
僧
(
そう
)
が
飯
(
めし
)
や
菜
(
さい
)
や
汁
(
しる
)
を
鍋釜
(
なべかま
)
から
移
(
うつ
)
してゐるのが
見
(
み
)
えて
來
(
き
)
た。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
一日二日まえ、下女がうっかりしてよぶのを
忘
(
わす
)
れたら、ついに
飯
(
めし
)
を
食
(
く
)
いにこなかった。
若衆
(
わかしゅう
)
はすましたことと思ってさそわなかったとか。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
というのは監獄のはいわゆる四
分
(
ぶ
)
六
飯
(
めし
)
とかで
南京米
(
なんきんまい
)
が四割入っているようだが、部落には白い米などはただの一粒もなかったからである。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
その時は冬の事で、サア出帆した所が
大嵐
(
おおあらし
)
、毎日々々の大嵐、なか/\茶椀に
飯
(
めし
)
を
盛
(
もっ
)
て本式に
喫
(
た
)
べるなんと云うことは容易な事ではない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
この
乞食
(
こじき
)
が三日も
飯
(
めし
)
を食わぬときにいちばんに痛切に感ずるものは
胃
(
い
)
の
腑
(
ふ
)
である。
握飯
(
にぎりめし
)
でも食いたいというのが彼の理想である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
「まだ、へい、
何
(
な
)
にもござりましねえね、いんま
蕨
(
わらび
)
のお
汁
(
しる
)
がたけるだが、お
飯
(
めし
)
は
昨日
(
きのふ
)
の
冷飯
(
ひやめし
)
だ、それでよくば
上
(
あ
)
げますがね。」
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
祖母の云うのはみんな北海道
開拓当時
(
かいたくとうじ
)
のことらしくて
熊
(
くま
)
だのアイヌだの
南瓜
(
かぼちゃ
)
の
飯
(
めし
)
や
玉蜀黍
(
とうもろこし
)
の
団子
(
だんご
)
やいまとはよほどちがうだろうと思われた。
或る農学生の日誌
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
客「イヤハヤ僕は
味噌
(
みそ
)
をさえ摺る事が
下手
(
へた
)
ですからとても
駄目
(
だめ
)
です」妻君「男の人は誰でも台所の事を軽蔑して
飯
(
めし
)
の
炊
(
た
)
きようも知らんとか、 ...
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
「僕はね、君、
飯
(
めし
)
のあとで昼寝はしないんだが」とイヷン・イヷーヌィチが言った、「君はどうぞ長椅子部屋へ行って休んでくれたまえ。」
妻
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
イヤ又た一つ出来た、今度は男の心意気よ『工場の夜業で
嬶
(
かゝあ
)
が遅い、
餓鬼
(
がき
)
はむづかる、
飯
(
めし
)
や冷える』ハヽヽヽ是れぢや矢ツ張り
遣
(
や
)
り切れねい
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
これに対して九州の一部、たとえば佐賀県の
三養基
(
みやき
)
郡などでは、おなじ
小昼
(
こびる
)
の食事をヤーノメシ(あいの
飯
(
めし
)
)ともいっている。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
鄙
(
ひな
)
びた山の中の温泉には、ろくに食うものがないから、
飯
(
めし
)
を食おうと思えば、どうしてもそこへ行くよりほかはなかった。
鮎の食い方
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
名探偵かは知らないが、今まで半年あまりも、彼とは同じ団員として、同じ
釜
(
かま
)
の
飯
(
めし
)
をたべているという形だったんだから。
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その夜、
夕餐
(
ゆふさん
)
のとき赤彦君は『
飯
(
めし
)
を見るのもいやになつた』といつたさうである。十八日に摂津国を立つた中村君は、十九日に柹蔭山房に著いた。
島木赤彦臨終記
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
添て持來りければ是は御世話と云ながら夫婦は
頓
(
やが
)
て一合の酒を
飮
(
のみ
)
飯
(
めし
)
も
食
(
くひ
)
終
(
をはり
)
て身支度をし
乍
(
なが
)
ら御亭主是から江戸迄何里あるやと問ひけるに亭主は是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「もう
飯
(
めし
)
を食っとる暇はない。またしばらく
忙
(
せわ
)
しいで
木
(
こ
)
っ
葉
(
ぱ
)
みじんだ。今夜はおそいかもしれんよ。おれたちには
天長節
(
てんちょうせつ
)
も何もあったもんじゃない」
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
ここは出迎えの自動車もあって、一流の宿屋だときいたのだけれど、朝飯にふかし
飯
(
めし
)
を出されて、
吃驚
(
びっくり
)
してしまった。
朝御飯
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
「ああ、その事ですか。……
飯
(
めし
)
なんか
炊
(
た
)
いたことはありませんよ。米は持っているには持っているんですが、とても、そんな時間がないもんだから」
キャラコさん:04 女の手
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ハハハハ、氷を
弄
(
もてあそ
)
べば水を得るのみ、花の
香
(
におい
)
は
虚空
(
そら
)
に留まらぬと聞いていたが、ほんとにそうだ。ハハハハ。どれどれ
飯
(
めし
)
にしようか、長話しをした。
太郎坊
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
燈
(
とも
)
すようにして暮らしたその日その日の
飯
(
めし
)
の減り方まで多いの少いのと云うので食事も十分には
摂
(
と
)
れなかったくらいであった奉公人は
蔭口
(
かげぐち
)
をきいて
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
『うちへ帰れば餓鬼が四人もありやして、ヘイ……毎朝、
飯
(
めし
)
ン時なんぞは飯粒だらけの中でおまんまを食べるんで』
随筆 寄席囃子
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
「よろしゅうございます。ねずみが
悪
(
わる
)
ささえしなければ、わたくしどももがまんして、あわび
貝
(
かい
)
でかつ
節
(
ぶし
)
のごはんや
汁
(
しる
)
かけ
飯
(
めし
)
を
食
(
た
)
べて
満足
(
まんぞく
)
しています。」
猫の草紙
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「ふん。
何
(
なに
)
をいっても、
張合
(
はりあ
)
いのねえ
野郎
(
やろう
)
だ。
飯
(
めし
)
は
腹
(
はら
)
一
杯
(
ぱい
)
食
(
く
)
わせてあるはずだに。もっとしっかり
返事
(
へんじ
)
をしねえ」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「あははははは、お前さんはホンノリ化粧でもして、酒の一本もつけて、いつでもあったかい
飯
(
めし
)
をたけるようにしたくして、亭主野郎の帰りを待つんだナ」
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
『
飯
(
めし
)
を
食
(
くは
)
せろ!』と銀之助は
忌々
(
いま/\
)
しさうに言つて、
白布
(
はくふ
)
の
覆
(
か
)
けてある長方形の食卓の前にドツカと
坐
(
す
)
はつた。
節操
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
やがて林太郎は、おばあさんが、ねこのおわんへもってくれた
汁
(
しる
)
かけ
飯
(
めし
)
をもって、土間へおりていきました。
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
老「旦那様、お
飯
(
めし
)
が出来やしたが、
菜
(
さい
)
は何もありませんぜ、只
玉味噌
(
たまみそ
)
の汁と大根のどぶ漬があるばかりだ」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
鶴
(
つる
)
千年
(
せんねん
)
龜
(
かめ
)
萬年
(
まんねん
)
人間
(
にんげん
)
常住
(
じやうぢう
)
いつも
月夜
(
つきよ
)
に
米
(
こめ
)
の
飯
(
めし
)
ならんを
願
(
ねが
)
ひ
假
(
かり
)
にも
無常
(
むじやう
)
を
觀
(
くわん
)
ずるなかれとは
大福
(
だいふく
)
長者
(
ちやうじや
)
と
成
(
な
)
るべき
人
(
ひと
)
の
肝心
(
かんじん
)
肝要
(
かんえう
)
かなめ
石
(
いし
)
の
固
(
かた
)
く
執
(
と
)
つて
動
(
うご
)
かぬ
所
(
ところ
)
なりとか
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「なんでもあの人は、ぼくたちも町でなにか商売でもして、一もうけして来るがいい。ただ
飯
(
めし
)
を食われてはやりきれない、というようなことを言っていたと思う」
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
千日前
常盤座
(
ときわざ
)
横「
寿司
(
すし
)
捨」の鉄火巻と
鯛
(
たい
)
の皮の
酢味噌
(
すみそ
)
、その向い「だるまや」のかやく
飯
(
めし
)
と粕じるなどで、いずれも銭のかからぬいわば
下手
(
げて
)
もの料理ばかりであった。
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
決して大言壮語を喜ぶ単純なる志士気質やあるいは国家を
飯
(
めし
)
の
種
(
たね
)
とする政治家肌からではなかった。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
大きな
握
(
にぎ
)
り
飯
(
めし
)
が二つ、豚の煮付け、それに縄のようなタクアン、切らずにそのまま入っている。
幻化
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
何しろ米の出來る
郷
(
くに
)
にゐる
田舎者
(
ゐなかもの
)
が、
米
(
こめ
)
の出來ない東京へ來て
美味
(
うま
)
い
飯
(
めし
)
に
有
(
あり
)
付かうとするんだから
耐
(
たま
)
らん………だから東京には
塵芥
(
ごみ
)
が多い。要するに東京は人間の
掃溜
(
はきだめ
)
よ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
「やアい、
飯
(
めし
)
持つて來いよ。」と、姿には似ぬ細く優しい聲で叫ぶと、汚れた手拭を姉さん被りにして、耳の切れた黒繻子と茶色のメリンスとの晝夜帶を引き
解
(
ほど
)
きにするか
太政官
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
若
(
ワガ
)
フたつて
吾
(
ワ
)
ゴト好ギだテ
言
(
ユ
)
ハデ
連
(
つ
)
れダ
夫婦
(
フフ
)
だネ。十年も死んだ
夫
(
オド
)
サ義理立デデ、この上なに
辛口
(
カラグヂ
)
きガれるゴドアあるベナせ。
蠅
(
はい
)
ホロゲ、
汝
(
ンガ
)
の
飯
(
めし
)
の上の
蠅
(
はい
)
ホロゲ、はゝゝゝゝゝ。
地方主義篇:(散文詩)
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
うん、僕が
麺麭
(
パン
)
を食ふと言ふのは実際珍らしい。
此
(
この
)
画室
(
アトリエ
)
へ来て
今日
(
けふ
)
が初めてだ。夜分には例の土曜日に遣る日本
飯
(
めし
)
の会が僕ン所であるんで和田、町田、
大住
(
おほすみ
)
なんて
連中
(
れんぢゆう
)
が集まる。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
むろん腕力じまんのかれらには、モコウをひねりつぶすくらいは朝
飯
(
めし
)
まえのことである。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
零落
(
れいらく
)
した
女親
(
をんなおや
)
がこの世の楽しみと
云
(
い
)
ふのは
全
(
まつた
)
く
此
(
こ
)
の
一人息子
(
ひとりむすこ
)
長吉
(
ちやうきち
)
の
出世
(
しゆつせ
)
を見やうと
云
(
い
)
ふ事ばかりで、商人はいつ失敗するか
分
(
わか
)
らないと
云
(
い
)
ふ経験から、お
豊
(
とよ
)
は三度の
飯
(
めし
)
を二度にしても
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
箏曲家の鈴木鼓村氏は
巨大胃
(
メガロガストリイ
)
を
有
(
も
)
つた男として聞えてゐる人だが、氏は風邪にかゝると、五合
飯
(
めし
)
と味噌汁をバケツに一杯食べて、それから
平素
(
ふだん
)
余り好かない煙草を
暴
(
やけ
)
に吸ふのださうな。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“飯”の意味
《名詞》
(めし)米を炊くなど原形を残して調理したもの。
(めし)食事。
(めし)食事をとること。
(出典:Wiktionary)
“飯”の解説
飯(めし)は、イネ科の穀物全般、とくに米へ水を加えて煮たり蒸したりして炊(焚)いた食品。
(出典:Wikipedia)
飯
常用漢字
小4
部首:⾷
12画
“飯”を含む語句
夕飯
朝飯
御飯
昼飯
飯櫃
強飯
午飯
赤飯
握飯
飯炊
晝飯
噴飯
飯粒
家常茶飯
乾飯
朝飯前
茶飯
白飯
飯事
冷飯
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