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無邪氣
達磨はそれぎり
話題に
上らなかつたが、これが
緒になつて、三
人は
飯の
濟む
迄無邪氣に
長閑な
話をつゞけた。
仕舞に
小六が
氣を
換へて
そして、その
無邪氣さや、陽氣なお
喋べりや、氣に入らうとする努力で、お互ひの
交際に滿足する程度の愛着を私の心に起さした。
もう
去つてくれ、
無邪氣ないたづらをして、その
邊をかき
亂すのは
辛抱するが、
不潔なことをする
虞がある、
追つても
去らない、そのまゝ
默認してゐるうちに、
床の
間に、またたれた。