“葉”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
66.9%
13.9%
11.9%
よう4.1%
えふ1.5%
しょう0.6%
0.4%
ヨウ0.2%
リーフ0.2%
ローブ0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日は陰気いんききりがジメジメっています。木も草もじっとだまみました。ぶなの木さえをちらっとも動かしません。
貝の火 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
村の方ではまだ騒いで居ると見えて、折々人声は聞えるけれど、此の四辺あたりはひつそりと沈まり返つて、そよぐ音すら聞えぬ。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
なかにはわすれたやうな、植棄うゑすてたかとおもふ、なんよくのないのさへえて、いつくしくしづかな
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
直参といえばていさいはよいが、旗本、貧乏御家人ごけにんの、その御家人の株を買って、湯川金左衛門邦純くにすみとなったのである。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
調子の冷たさ、恐らくはすで罪のない嘘くらいは平気でついた美しい主人に対して、死者に対する好意以上のものは持っていなかったでしょう。
会場の楽屋で、服の胸をはだけ、両手を椅子の背中へたらしたかっこうにこしかけている長野は、とめみてたちあがりもしなかった。
白い道 (新字新仮名) / 徳永直(著)
その品々を煮汁とともにお米へ混ぜてまた味加減をして煮ますがおひつへ移す時別に湯煮たの細かく切ったのをバラバラと振りかけます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
この山中にはいつのうつありて、その下に黄金を埋めてありとて、今もそのうつぎの有処ありかを求めあるく者稀々まれまれにあり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
正面しやうめんじつて、塀越へいごしのよその立樹たちきひさしに、さくらのわくらのぱら/\とちかゝるにさへ
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
浄悪じょうあくすべてをつつむ八よう蓮華れんげの秘密のみね——高野こうやの奥には、数多あまたの武人が弓矢を捨てていると聞く」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
口拍子くちびょうしに合せて、小舟を左右に大きくりうごかし、舟はまるで風濤ふうとうもてあそばれる一ようの枯れ葉に似ていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とらと言って清元きよもとようの高弟にあたり、たぐいまれな美音の持ち主で、柳橋やなぎばし辺の芸者衆に歌沢うたざわを教えているという。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「養子の柳吉を贔屓ひいきにして居るのは、娘のおえふ位のもので御座います、許婚いひなづけの仲ではあるが、あれは妙に氣が合ふ樣子で」
「若しか、——若しか、御主人は谷中三崎町の、おえふといふ女を御存じありませんか、——要屋かなめやとかいふ小料理の看板を上げてゐる」
懐中には外務大臣子爵青木周蔵、子爵夫人エリサベツトの名をしよしたる一えふの夜会招待券を後生大事と風呂敷に包みて入れたり。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
きょからしょうへと出る途すがら、子路が独り孔子の一行におくれて畑中のみちを歩いて行くと、あじかになうた一人の老人に会った。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
というのは、しょうは国とはいうものの、もともとの一地方でしかない。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
同乗するもの八人、程、しょう、楊、牛、ひょう、宋、史なり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
天語アマガタリに習合せられる為には、つみ捨てられた国語クニガタリコト腐葉イサハが、可なりにあつたはずである。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
佐韋サヰ川よ 霧立ちわたり、畝傍山 さやぎぬ。風吹かむとす(いすけより媛——記)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ヨウヲ隔ツ黄鸝コウリ ムナシク好音コウイン
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「つまり、リーフ十字形クロスレットさ。いわばこいつは、ジーグフリードの致命点だったからね。それに、傍線を引いて、フォン・エッセンに示したところをみると、何かそこになくてはならぬわけだろう」
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
地球においても動物体においても、内部的には、それは湿しめった厚いローブ lobe ——この言葉は特に肝臓や肺や脂肪の葉にあてはまるものである