“竹葉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちくよう55.6%
たかば11.1%
ちくえう11.1%
ちくえふ11.1%
タカバ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして十年たった明治二十八年の夏に再び単身で上京して銀座ぎんざ尾張町おわりちょう竹葉ちくようの隣のI家の二階に一月ばかりやっかいになっていた。
銀座アルプス (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「この竹葉たかばの青むがごと、この竹葉のしなゆるがごと、青み萎えよ。またこの鹽のるがごと、盈ちよ。またこの石の沈むがごと、沈み臥せ」とかくとこひて、へつひの上に置かしめき。
さうなれば僕も山のいも二三日にさんにちけていて竹葉ちくえう神田川かんだがは却売おろしうりをする。
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
そのひゞきに動揺せる満藪まんさう竹葉ちくえふ相触あひふれてざわ/\/\とおとしたり。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
八目之荒寵ヤツメノアラコを作り、其河石を取り、塩に合えて、その竹の葉にツツみ、トコい言わしめけらく、此竹葉タカバの青むがごと、此竹葉の萎むがごと、青み萎め。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)