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竹葉
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ちくよう
ふりがな文庫
“
竹葉
(
ちくよう
)” の例文
そうして十年たった明治二十八年の夏に再び単身で上京して
銀座
(
ぎんざ
)
尾張町
(
おわりちょう
)
の
竹葉
(
ちくよう
)
の隣のI家の二階に一月ばかりやっかいになっていた。
銀座アルプス
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「ハハハハそうなっちゃあ
敵
(
かな
)
わない。時に伯父さんどうです。久し振りで東京の
鰻
(
うなぎ
)
でも食っちゃあ。
竹葉
(
ちくよう
)
でも
奢
(
おご
)
りましょう。これから電車で行くとすぐです」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
新富町
(
しんとみちょう
)
の焼けた
竹葉
(
ちくよう
)
の本店には
襖
(
ふすま
)
から
袋戸
(
ふくろど
)
や
扁額
(
へんがく
)
までも寒月ずくめの寒月の
間
(
ま
)
というのが出来た位である。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
天プラは
橋喜
(
はしぜん
)
、
天金
(
てんきん
)
、鰻は神田川、
竹葉
(
ちくよう
)
、大黒屋、
蕎麦
(
そば
)
は団子坂の藪に麻布の
更科
(
さらしな
)
に池の端の
蓮玉庵
(
れんぎょくあん
)
、といった頃で、親がかりで小遣に不自由の無い私は、毎日毎日うまいもの屋を
漁
(
あさ
)
り
奇談クラブ〔戦後版〕:13 食魔
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
その頃、二人は新富町の
竹葉
(
ちくよう
)
へたびたび鰻を食いに行ったことを覚えている。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“竹葉”で始まる語句
竹葉亭
竹葉青