“奢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おご92.1%
おごり6.2%
おごる0.4%
しゃ0.4%
はず0.4%
をご0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『どうでしょう、ちょいとそこらで。今夜あ、思いを達したんで、欣しくてしようがありませんから、あっしがおりいたしますが』
梅颸の杖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はず出歩行のみかにも衣類の流行物櫛笄贅澤づくめに着餝らせ上野淺草隅田兩國川夕涼み或は芝居と上なき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一 人の妻と成ては其家を能くべし。妻の行ひ悪敷放埒なれば家を破る。万事にしてべからず。衣服飲食も身の分限に随ひ用ひてこと勿れ。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
高遊の風流天子、聖武天皇のおきさきで、次代孝謙帝のむずかしい政情のころまで皇太后の権をきかせていたお方である。ずっと格はおちるが鎌倉の尼将軍政子とどこか似通っている。
正倉院展を観る (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで十両とんでやって喜ばせた上、後から追っ駆けて細引で締め殺した、が、細引から足がつくといけないと思って、改めてお新の荷物から真田紐を捜して来てそれを首に巻きつけ
多勢旅人腰掛けて、めづらしさうにお蕎麥のおかはりをしてました。伯父さんはさんにものやうにりあげたお蕎麥りまして、草臥れてつたませてれました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)