“蘭奢待”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らんじゃたい85.7%
らんじやたい14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麝香じゃこうでも肉桂にっけいでも伽羅きゃらでも蘭奢待らんじゃたいでもない。いやそんなものよりもっとよい、えも言われぬ香りでした。
天狗の鼻 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
蘭奢待らんじゃたいを賜わるべく、勅許を仰いだのも、一個の身に、名香のかおりを持ちたいだけの小慾ではなかった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この大内山こそ、名高い奈良東大寺正倉院の蘭奢待らんじやたいと同じ香木なのである。