“櫛笄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くしこうがい87.5%
くしかうがひ6.3%
くしかうがい6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又三郎は五日めに金沢へ帰り、またすぐでかけていって、こんどは四日後に、櫛笄くしこうがいの包と、小さな遺骨の壺を持って帰った。
雨の山吹 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
いとはず出歩行であるくのみかむすめくまにも衣類いるゐの流行物櫛笄くしかうがひ贅澤ぜいたくづくめに着餝きかざらせ上野うへの淺草あさくさ隅田すみだはな兩國川りやうこくがは夕涼ゆふすゞみ或は芝居しばゐかはと上なきおごり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お婿さんは外国仕立の新調のフロック・コオト、お娵さんの方は華やかな櫛笄くしかうがいで髪を飾つて、一緒にその馬車から下りた。
出発 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)