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くしこうがい
ふりがな文庫
“くしこうがい”の漢字の書き方と例文
語句
割合
櫛笄
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
櫛笄
(逆引き)
或時は自分と全く交渉のない、
珊瑚樹
(
さんごじゅ
)
の
根懸
(
ねがけ
)
だの、
蒔絵
(
まきえ
)
の
櫛笄
(
くしこうがい
)
だのを、
硝子越
(
ガラスごし
)
に何の意味もなく長い間眺めていた。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
夫の帰らぬそのうちと
櫛笄
(
くしこうがい
)
も手ばしこく小箱に
纏
(
まと
)
めて、さてそれを無残や
余所
(
よそ
)
の
蔵
(
くら
)
に
籠
(
こも
)
らせ、幾らかの金
懐中
(
ふところ
)
に浅黄の頭巾
小提灯
(
こぢょうちん
)
、
闇夜
(
やみよ
)
も恐れず鋭次が家に。
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
私の母から譲られた形見の
櫛笄
(
くしこうがい
)
、亡夫の腰の物のうち、不用の品を売払って八両の金を纏め、かねて約束の中坂の藤井様にお届けするはずで、黄八丈の財布に入れたまま
銭形平次捕物控:147 縞の財布
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
くしこうがい(櫛笄)の例文をもっと
(14作品)
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