“珊瑚樹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんごじゅ77.8%
さんごじゆ16.7%
あおき5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きい古い欅(けやき)の樹と松の樹とが蔽い冠さって、左の隅(すみ)に珊瑚樹(さんごじゅ)の大きいのが繁(しげ)っていた。処々の常夜燈はそろそろ光を放ち始めた。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
鎧(がい)、紫(むらさき)の紗(しや)を伸(の)べて四十里(しじふり)の歩障(ほしやう)を造(つく)れば、崇(そう)は錦(にしき)に代(か)へて是(これ)を五十里(ごじふり)に張(は)る。武帝(ぶてい)其(そ)の舅(しうと)に力(ちから)を添(そ)へて、まけるなとて、珊瑚樹(さんごじゆ)の高(たか)さ二尺(にしやく)なるを賜(たま)ふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
祝ってほしい誕生日ではないが、祝ってくれた父や母や伯母も、いまは墓石になって、わたしの植えた珊瑚樹(あおき)の葉擦れの音を聞きながら、青山(あおやま)の墓地に眠っている——
暴風雨に終わった一日 (新字新仮名) / 松本泰(著)