“枝珊瑚”の読み方と例文
読み方割合
えださんご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
侍女三、四、両人して白き枝珊瑚えださんごの椅子を捧げ、床の端近はしぢかに据う。大隋円形だえんけいの白き琅玕ろうかんの、沈みたる光沢を帯べる卓子テエブル、上段の中央にあり。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
どうも、お気の毒でございますが、枝珊瑚えださんごというやつは、珠にも粒にもならないくずで、白ぼけや虫くいなどを
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで額を窓硝子まどガラスに着けるように、中に並べた指環だの、帯留だの枝珊瑚えださんごの置物だのをながめ始めた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)