“伸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
66.3%
のば22.0%
のび5.8%
1.5%
しん1.0%
のべ1.0%
のし0.5%
のぶ0.5%
のん0.5%
のばし0.3%
のッ0.3%
ノバ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
按摩に、べりの水除ると、両手をかけて、ズイとばし、てゝえて様子、——とふ。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
お茂與といふ美しい年増は、帶の間から紙入を出して、その中から小さく疊んだ半紙を拔き、して平次の方へ滑らせたのです。
とちょっと考えたもんだから、涎も拭かずに沈んでいると、長蔵さんが、ううんとをして、寝たままを耳の上まで持ち上げた。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
其波の青色の末が、づとし上る様になつて、頭の上まで拡がつて来てゐる空だ。其が又、ふりると、地平をくぎる山の外線の、立ち塞つてゐる処まで続いてゐる。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
のないかなでした。おちゃんと、ちゃんと、そのほかたちがいっしょになってんでいました。
仲よしがけんかした話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
時間氷雪つた、一たい釣瓶ぐことによつてよい暖氣つたずるに、僅少顏面んだるに十であるのに
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
思わず、そこへ、日向にのぼせた赤い顔の皺面で、鼻筋の通ったのを、まともに、かかって、ハタとける、と、と映るは真紅の肱附
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
試みにるがい。一瞬の如くに過ぎ去った四十年足らずの月日を顧みた第一の句は、第二の薄才けられるはずがない。るというのは反語でなくてはならない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
んな物を綴り合せて笑つた。から思へばたわいも無いが、が、郊外を歩くびりした僕達の気分を刹那によく現して居た。(二月八日)
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
吾助は猶も追廻り進んでは退き退ては進み暫時勝負は見ざりしに忠八は先刻よりりてりしが今吾助が眼の前へ來りし時が向ふしかば流石の吾助も不意を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その内に、同じくつ、つ、背中を橋に、草に頸窪を擦りつけながら、こう、じりりじりりと手繰られるに引寄せられて、心持動いたげにございました。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
つても触つても、巌ばかりである。手をすと、更に堅い巌が、掌に触れた。脚をひろげると、もつと広い磐石が、感じられた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)