“伸”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
66.2%
のば22.8%
のび5.8%
1.7%
のべ0.9%
のし0.6%
のぶ0.6%
のん0.6%
しん0.3%
のッ0.3%
(他:1)0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“伸”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)6.0%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
一人ひとりかみの二三ずんびたあたまして、あしには草履ざうり穿いてゐる。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
頭髮とうはつ婦人をんなのごとくながびたるをむすばず、かたよりれてかゝといたる。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「それは困ったねえ、それでもすっかり治ったの。」と紅絹切もみぎれの小耳を細かく、ちょいちょいちょいとのばしていう。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
——そうして半帕を畳みながら、行儀よく膝に両の手を重ねて待ったお嬢さんに、顔へ当てるように、膝をのばしざまに差出した。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
(ファウストは依然鏡の中の像を見ゐる。メフィストフェレスは椅子の上にてのびをし、払子を揮ひつゝ語り続く。)
代助はみんなから一足ひとあしおくれて、鴨居かもゐうへに両手がとゞく様なのびを一つした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
其波の青色の末が、オノづとしあがるやうになつて、あたまの上までひろがつて来てゐる空である。
其波の青色の末が、オノづとし上る様になつて、頭の上まで拡がつて来てゐる空だ。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
僅少きんせうあるものかれ顏面がんめんひがんだすぢのべるに十ぶんであるのに
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「へェ、金ののべか何んか?」
ほこりを黄色に、ばっと立てて、擦寄って、附着くッついたが、女房のその洋傘こうもりからのしかかって見越みこし入道。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
思わず、そこへ、日向にのぼせた赤い顔の皺面しわづらで、鼻筋の通ったのを、まともに、のしかかって、ハタとける、と、さっと映るは真紅の肱附ひじつき
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一瞬の如くに過ぎ去った四十年足らずの月日を顧みた第一の句は、第二の薄才のぶもっおだやかけられるはずがない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
のぶるというのは反語でなくてはならない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
んな物を綴り合せて笑つた。あとから思へばたわいも無いが、これが、郊外を歩くのんびりした僕達の気分をその刹那せつなによく現して居た。(二月八日)
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
平次の問は、この場合いかにものんびりして居ります。
小僧こぞうさん、しんちゃんがいかけてきたのだ。たすけておくれよ。」と、せいちゃんは、いいました。
仲よしがけんかした話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
みやまえしんちゃんと、せいちゃんと、そのほかおんなたちがいっしょになってあそんでいました。
仲よしがけんかした話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その内に、同じくのッつ、そッつ、背中を橋に、草に頸窪ぼんのくぼを擦りつけながら、こう、じりりじりりと手繰たぐられるていに引寄せられて、心持動いたげにございました。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
手をノバすと、更に堅い巌が、掌に触れた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)