“顏面”のいろいろな読み方と例文
新字:顔面
読み方割合
がんめん75.0%
かほ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おや/\と思(おも)ひながら、又(また)ツヽくと、鼻(はな)の孔(あな)さへ二ツ開(ひら)いた。正(まさ)しく土偶(どぐう)の顏面(がんめん)なのであつた。(第壹圖ロ參照)
漆(うるし)の中(なか)に眼(まなこ)の輝(かゞや)く、顏面(がんめん)凡(すべ)て髯(ひげ)なるが、兩腿(りやうもゝ)出(だ)した毛(け)むくぢやら、蝟(はりせんぼん)の大胡坐(おほあぐら)で、蒋生(しやうせい)をくわつと睨(にら)む、と黒髯(くろひげ)赤(あか)く炎(ほのほ)に照(て)らして、「何奴(どいつ)だ。」と怒鳴(どな)るのが、ぐわんと響(ひゞ)いた。
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
「さうでござんすね」勘次(かんじ)はぐつたりと俛首(うなだ)れて言辭(ことば)の尻(しり)が聞(き)きとれぬ程(ほど)であつた。深(ふか)い憂(うれひ)が顏面(かほ)の皺(しわ)に強(つよ)く刻(きざ)んだ。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)