“顏立”のいろいろな読み方と例文
新字:顔立
読み方割合
かほだち50.0%
かほたち16.7%
かほだ16.7%
かほだて16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顏立かほだちもお品よく、眼はどちらかといへばロチスターさんに似て——大きくて黒く、それに身につけてゐらつしやる寶石のやうにまばゆいやうですよ。
彼の顏立かほたちは整つてはゐるけれどしまりがなく、眼は大きくて美しく出來てはゐるが、そこからは、意氣地いくぢのないぼんやりした人となりが覗いてゐる——少くとも私にはさう思へたのだ。
なまめいたむねのぬしは、顏立かほだちも際立きはだつてうつくしかつた。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
約束やくそくなればたう柳屋やなぎや顏立かほだてまゐつたまで、と、しりごみすること一方ひとかたならず。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)