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顏立
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かほだち
ふりがな文庫
“
顏立
(
かほだち
)” の例文
新字:
顔立
顏立
(
かほだち
)
もお品よく、眼はどちらかといへばロチスターさんに似て——大きくて黒く、それに身につけてゐらつしやる寶石のやうに
眩
(
まば
)
ゆいやうですよ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
これは俗に
泣黒子
(
なきぼくろ
)
と云つて、幸にも自分の一族、乃至は平生畏敬して居る人々の
顏立
(
かほだち
)
には、ついぞ見當らぬ道具である。
宜
(
むべ
)
なる哉、この男、どうせ將來好い目に逢ふ氣づかひが無いのだもの。
雲は天才である
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
貰
(
もらひ
)
持參せし由其酒にて
醉伏
(
ゑひふし
)
相果
(
あひはて
)
候事と存じられ候と聞より
彌々
(
いよ/\
)
不審
(
いぶかしく
)
思ひ次右衞門申樣右寶澤の
顏立
(
かほだち
)
下唇
(
したくちびる
)
に
小
(
ちひさ
)
き
黒痣
(
ほくろ
)
一ツ又左の耳の下に大なる
黒痣
(
ほくろ
)
有しやと聞に如何にも有候と
答
(
こたへ
)
るにぞ然ば天一坊は其寶澤に
相違
(
さうゐ
)
なしと兩士は郡奉行遠藤喜助に
對
(
むか
)
ひ其寶澤の
衣類等
(
いるゐとう
)
御座候はゞ
證據
(
しようこ
)
にも相成るべく存じ候へば申受度と云に
喜助
(
きすけ
)
申樣夫は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
この水盤の傍に
絨毯
(
じゆうたん
)
を敷いて坐つてゐるのは、肩掛を※ひ、頭には
頭被
(
タバアン
)
を被つたロチスター氏であつた。彼の黒い眼と淺黒い顏の色と
囘教徒
(
フイ/\けうと
)
のやうな
顏立
(
かほだち
)
とが、その衣裳にしつくり合つてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
これは滿開の花のやうな、むつちりとよく
肥
(
ふと
)
つた娘で、蝋細工のやうに白く、美しい
整
(
とゝの
)
つた
顏立
(
かほだち
)
をしてゐて、氣力のない青い眼と、
捲
(
ま
)
いた黄色い髮を持つてゐた。彼女の服の色も矢張り黒だつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
顏
部首:⾴
18画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“顏”で始まる語句
顏
顏色
顏容
顏付
顏馴染
顏面
顏中
顏淵
顏構
顏觸