“絨毯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅうたん92.8%
じゆうたん3.1%
じうたん3.1%
カーペット1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして白い熊苺の花は、既にかやの葉にこぼれかけていた。無理に一言の形容を求めれば、緑の地に花を散らした大きな絨毯じゅうたんであった。
土竜 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
壁紙を張つた壁や絨毯じゆうたんを敷いた床を見せて、明るい空色の更紗木綿さらさもめんの窓掛の間にし込んだとき、寢室は美しい小さな部屋に見えた。
蝋燭はなかつたが、からのぼんやりした光が、とき/″\、張り壁や、絨毯じうたんや、窓掛や、光つてゐるマホガニの家具を明かにした。
足の下には敷かぬ絨毯カーペットを前景に拡げ、背後の蔦とともに綺麗に並んだトインビー・ホール居住人——数ヵ月の社会事業見習期間を終った「社会事業家」が監督を中央に記念撮影している。
ロンドン一九二九年 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)