“じゅうたん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
絨毯47.5%
絨氈39.1%
絨緞10.6%
絨氎0.6%
毛氈0.6%
獣炭0.6%
絨壇0.6%
絨鍛0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その広い座敷がただ一枚の絨毯で敷きつめられて、四角だけがわずかばかりやかな織物の色とうために、薄暗く光っている。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
義歯の壊れたのがダラリと唇から流れ出した。そいつを一本背負いに支那絨氈の上にタタキ付けると同時に、轟然とピストルが鳴った。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
彼自身もまた、「文芸の大製作所の片隅に、古い絨緞を繕ったりれた古代のをみがいたり」してるところを示していた。
K君の部屋は美くしい絨氎が敷いてあって、白絹窓掛が下がっていて、立派な安楽椅子とロッキング・チェアが備えつけてある上に、小さな寝室が別に附属している。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
椅子を用いべきところを、絨氎を敷いて、普通ののごとくに想像して坐っている。ところが敷物が狭いので、四方とも二尺がたは、つるつるした板の間がしに光っている。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私は、蓮華草が紅い毛氈のように咲いた田へ、長々と寝そべりながら、ひねもす雲雀の行方を眺めていたことがあった。
探巣遅日 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
鹽原多助が忠孝の道を炭荷とに重んじ。節義は固炭の固くて動かぬのみか。獣炭を作りて酒をめし羊琇い。自己を節して費用を省き。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
手摺からマストまで紅白の布で巻き立てて、毛氈絨壇を敷き詰めた上に、珍味佳肴が山積して在る。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そして、四辺一面の血の海は、次々と発見された事件の衝動に麻痺された一同の心に、只燃えつつある絨鍛の如くに映った。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)