“做”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
86.7%
7.1%
なら5.1%
みな1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今まで用ゐたる理窟といふ語はもっとも簡単の智をば除きて言ひしつもりなれど、貴書の意は智と理窟とを同一に見されたるかと覚え候。
あきまろに答ふ (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
が、これがもしスパイの余得であったなら同志を欺くためにもこういう不当所得のかされるような真似まねは決してなかったろう。
最後の大杉 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
……一時わたくしは鴎外柳村二先生のひそみならって、西詩の翻訳を試みたのも、思えば既に二十年に近いむかしである。
「珊瑚集」解説 (新字新仮名) / 佐藤春夫(著)
予の梅花を見るごとに、文人趣味をび起さるるは既に述べし所の如し。然れどもみだりに予を以て所謂いはゆる文人とすことなかれ。予を以て詐偽師さぎしみなすは可なり。謀殺犯人と做すは可なり。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)