“造做”の読み方と例文
読み方割合
ぞうさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
己達はかこみを突いて出ようとしたが、二人の剣は功を奏せなかつた。己は造做ぞうさもなく打ち倒されて、猿轡を嵌められ布で目隠しをせられた。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
しかし聡明な、敏捷びんしょうな思索家でいらっしゃるあなたには、わたくしの思っている事は、造做ぞうさもなくお分りになりましょう。
田舎 (新字新仮名) / マルセル・プレヴォー(著)
なに。ぬすっとだ。口で言うのは造做ぞうさはないや。だが何を盗むのだ。誰の物を盗むのだ。盗むにはいろいろ道具もいるし、それに折も見計わなくちゃならない。
橋の下 (新字新仮名) / フレデリック・ブウテ(著)