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造做
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ぞうさ
ふりがな文庫
“
造做
(
ぞうさ
)” の例文
己達は
囲
(
かこみ
)
を突いて出ようとしたが、二人の剣は功を奏せなかつた。己は
造做
(
ぞうさ
)
もなく打ち倒されて、猿轡を嵌められ布で目隠しをせられた。
復讐
(新字旧仮名)
/
アンリ・ド・レニエ
(著)
しかし聡明な、
敏捷
(
びんしょう
)
な思索家でいらっしゃるあなたには、わたくしの思っている事は、
造做
(
ぞうさ
)
もなくお分りになりましょう。
田舎
(新字新仮名)
/
マルセル・プレヴォー
(著)
なに。ぬすっとだ。口で言うのは
造做
(
ぞうさ
)
はないや。だが何を盗むのだ。誰の物を盗むのだ。盗むにはいろいろ道具もいるし、それに折も見計わなくちゃならない。
橋の下
(新字新仮名)
/
フレデリック・ブウテ
(著)
アンチックは
造做
(
ぞうさ
)
は無いが、ゴチックはなんにしようかと、太田さんは迷って、随分暇を潰してあれを捜して下すった。即ちミュンステルのドオムから取って下すったのである。
訳本ファウストについて
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
お部屋を
綺麗
(
きれい
)
に致しましたの。しかし
造做
(
ぞうさ
)
もない事でしたわ。
家常茶飯 附・現代思想
(新字新仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
▼ もっと見る
造做
(
ぞうさ
)
もない。しかしその造做もない事がむずかしいのです。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
僕は職業の選びようが悪かった。ぼんやりして遣ったり、嘘を衝いてやれば
造做
(
ぞうさ
)
はないが、正直に、真面目に遣ろうとすると、八方
塞
(
ふさ
)
がりになる職業を、僕は不幸にして選んだのだ。
かのように
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
造做
(
ぞうさ
)
はありませんわ。拭巾があるならお出しなさいよ。
家常茶飯 附・現代思想
(新字新仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
造做
(
ぞうさ
)
はない。あれが住む洞穴も遠くはない。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
それに手を掛けて、小川君は重い外套を着たままで、
造做
(
ぞうさ
)
もなく石垣の上に乗って、向側を見卸したそうだ。空は青く澄んで、星がきらきらしている。そこら一面に雪が積って氷っている。
鼠坂
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
それは
造做
(
ぞうさ
)
もない事だ。3510
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
あれは
造做
(
ぞうさ
)
はないさ。基底面に高さを乗じたものの三分の一だから、若し基底面が圏になっていれば、⅓r
2
πhが立方積だ。π=3.1416だと云うことを記憶していれば、わけなく出来るのだ。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
做
漢検1級
部首:⼈
11画
“造”で始まる語句
造
造作
造詣
造花
造化
造主
造船所
造兵廠
造酒
造出