“囲”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
かこ48.0%
かこい11.3%
8.8%
めぐ7.8%
まわ4.9%
かこみ2.9%
かこひ2.5%
かこま2.5%
めぐら2.5%
がこ1.5%
かく1.0%
1.0%
まわり1.0%
カク1.0%
めぐり0.5%
カコ0.5%
かこゐ0.5%
がこい0.5%
0.5%
まは0.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行燈の光に照された、古色紙らしいの懸け物、懸け花入霜菊の花。——いの中には御約束通り、物寂びた趣が漂っていました。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
が、すぐ町から小半町引込んだ坂で、一方は畑になり、一方は宿のの石垣が長く続くばかりで、人通りもなく、そうして仄暗い。
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
人の形が、そうした霧のに薄いと、可怪や、れて、さまには見えないの、いてめたれ糸の、蜘蛛の幻影が、幻影が。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
三方岡をらし、厚硝子の大鏡をほうり出したような三角形の小湖水を中にして、寺あり学校あり、農家も多く旅舎もある。
春の潮 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
いて居る千世子にとって自分のりをかこむ人が一人でもえると云う事が嬉しかったし又満足されない自分の友達と云うものに対しての気持を
千世子(二) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
己達はを突いて出ようとしたが、二人の剣は功を奏せなかつた。己は造做もなく打ち倒されて、猿轡を嵌められ布で目隠しをせられた。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
仲間と一緒にの共同墓地に連れて行かれ、(刑務所のの外で働くかうした受刑者のことを、刑務所用語では外役といふ、)
随筆「断片」 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
大江山警部の頭には、線路をてて、真暗な林にれ立つ笹木邸の洋館が浮びあがってくるのを、いのけることができなかった。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
石をした一坪ほどの水溜りは碑文に言う醴泉の湧き出た井の名残であろう。しかし今見れば散りつもる落葉の朽ち腐された汚水の溜りに過ぎない。
葛飾土産 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
李逵は、生れた家の前にんだ。赤土の泥小屋、石の破れい、屋根を越すひょろ長い松、何一つ変っていない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「でも、あなたという方は、本性はやっぱり親切なお方なのね、中房のお湯屋のお蒲団のお城の中にまわれているわたしを、わざわざ探し当てて下さいました」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
(他の断片は、悉く夢のやうな甘いお伽噺とか、池のはりで彼が呟いた放言の延長見たいな実感は怪しまれる訳のわからない感想風のものばかりである。)
蔭ひなた (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
の消えたその洗面所のが暗いから、肩も腰も見えなかったのであろう、と、の幽霊を消しながら、やっぱり悚然として立淀んだ。
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
布留大人は、嫋女眩惑によりて、馬じもの縄とりつけ、じもの弓矢みて、大君の御令畏み、天離鄙辺る。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「樟の大樹いよの大三島にあるもの大さ廿八人を第一とす。次は廿一人囲、次は十八人囲、この類は極て多し。第一のものは今枯たりと云。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「なるほど。——ンデヲ救ウ——の策か。さすが達見。よろしい、今日以後、君を推して征賊の将軍とする。この一生一の大機会を君もよくかしたまえ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
思はぬ方に借財のありて、我はゆくりなくも今やその虜とはなりぬ。さればこのを衝きて急に再び出京せむは、いともいとも覚束なき事にて、あるはこのまま田舎の土となり果てむも知るべからず。
葛のうら葉 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
入口に雪をつけた勘察加風の横長の木造小屋で、雪のうえに煙突と入口の一部だけをあらわし、沈没に瀕した難破船のような憐れなようすをしていた。
海豹島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
なぜか見苦しいほどしげで、蜘蛛をかけるようにく夫人の居まわりを立ちつ居つ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
聴衆かい。」外交官は胡散さうにりを撫で廻した。「聴衆はたつた一人だつたよ。」
陽炎は、く、村里町家る、しき蜘蛛れた、幻影のやうなものではく、練絹いたやうで、のふわ/\と呼吸が、なりに飜々がる風情
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)