“カコ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:かこ
語句割合
33.3%
16.7%
加古16.7%
水子16.7%
水手16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其は、別の何かの爲方シカタで、防ぐ外はなかつた。祭りの夜でなくても、村なかの男は何の憚りなく、垣を踏み越えて處女の蔀戸シトミをほと/\と叩く。石城シキカコうた村には、そんなことは、一切なかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
「なるほど。——カコンデチョウヲ救ウ——の策か。さすが達見たっけん。よろしい、今日以後、君を推して征賊の将軍とする。この一生一の大機会を君もよくかしたまえ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「しまった。それこそ“カコンデチョウヲ救ウ”の策……。やられましたな」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
印南野イナミヌも行き過ぎ不敢カテニ思へれば、心コホしき加古カコ川口ミナト見ゆ(人麻呂——万葉巻三)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
平戸侯の参覲には、水子カコとして、船役を命ぜられた。町人の代表階級なる、浦人が徴発せられる公役の船方なのを見ても、漁業は副業として発達したものなのが訣る。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
水手カコ中間、卅六人乗
間人考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)