“めぐり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
周囲23.5%
循環11.8%
7.8%
周匝7.8%
周圍7.8%
3.9%
3.9%
𢌞轉3.9%
2.0%
周囘2.0%
(他:13)25.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魚沼郡うをぬまこほり清水しみづ村のおくに山あり、高さ一里あまり、周囲めぐりも一里あまり也。
諏訪の湖あかり——周囲めぐりの山が昏れてから、ぽんと一枚、仰むきに置かれた、手鏡。このやうなところに、身だしなみはある。天は洒落しやれものだ。
独楽 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
そこへ肥つた体中の血が、鎖に循環めぐりを止められたので、顔と云はず胴と云はず、一面に皮膚の色が赤み走つて参るではございませんか。
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
私には、新吉のいう文句よりもその躍起となって一時血の循環めぐりの止ったかと思われるように真青になった相形が見ていていやだった。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
縮図しゆくづ左のごとし。たけ一丈余、めぐり二尺五寸余。木質弁名きはなにともなづくべからず。
こはただおのおの右手めてにあひての婦人の指をつまみて、この間をひとめぐりするなり。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
若く美しき女子も二人ふたり三人みたり見えたるが、その周匝めぐりには少年紳士むらがり立ちて、何事をか語るさまなりき。
と、恰度此時、女乞食の周匝めぐりに立つて居た児供こどもの一人が、頓狂な声を張上げて叫んだ。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
たとひ百年もゝとせの間に一オンチヤをゆきうるばかりなりともこの身輕くば、この處周圍めぐり十一ミーリアあり 八二—八四
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
海鳥かいてう一簇ひとむれ物珍ものめづらしさうその周圍めぐり飛廻とびまわつてる。
後年の自記に、阿部家に願つて、「湯島天神下薬湯やくたうへ三めぐり罷越まかりこす」と云ふことが度々ある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
そして何かが有るように、どうどうめぐりをしている。
少し氣の勝つた者なら、成る程この血のめぐりの惡さうな醜男をしつけといふ口實でからかつて見たくなることでせう。
かくて彼の煩悶いよいよ加わる時、遂に父はキリストにおいてその姿を現わしその光彼をめぐりてらし、その光の中にすべての懐疑や懊悩がおのずと姿を収めるのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
ベアトリーチェふ。見よ、クリストの凱旋の軍を、またこれらの球の𢌞轉めぐりによりて刈取られし一切のを。 一九—二一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
諸〻の聖なる光の輝と𢌞轉めぐりとは、すべての獸及び草木くさきの魂をば、これとなりうべき原質よりひきいだせども 一三九—一四一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
無花果樹いちじゆくはそのめぐりに枝さしかはし、野生の葡萄は柱頭迄ぢ上り、石質の罅隙かげきを生じたる處には、菫花の紫と「マチオラ」の紅とを見る。
ちゆうまえんだの菜園を一周囘めぐりしてまづしい六騎ロツキユ厨裏くりやうらに濁つた澱みをつくるのであつた。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
ちゆうまえんだの菜園を一周回めぐりして貧しい六騎ロツキユの厨裏に濁つた澱みをつくるのであつた。
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
四箇よつ頭顱かしらはラムプの周辺めぐりに寄る池のこひの如くひしあつまれり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
例の物見高き町中なりければ、このせはしきはをも忘れて、寄来よりく人数にんずありの甘きを探りたるやうに、一面には遭難者の土につくばへる周辺めぐりを擁し、一面には婦人の左右にひて、目に物見んと揉立もみたてたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
我は父君母君の盛妝せいさうせる姫を贄卓にへづくゑの前に導き行き給ふを見、歌頌の聲を聞き、けふの式を拜まんとて來り集へる衆人の我四邊めぐりを圍めるを覺えき。
「樟の大樹いよの大三島にあるもの大さ廿八人めぐりを第一とす。次は廿一人囲、次は十八人囲、この類は極て多し。第一のものは今枯たりと云。」薗木駅の図も例の如く闕けてゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
頗荘麗なり。左に武内宿禰を祀り右に甲良玉垂神かふらたまたれのかみを祀る。小祠甚多し。西に面し海を望て建つ。側に大樹松。めぐり三人抱余なり。皇后征韓の時手栽てづからうゑて、もし凱陣ならば蒼栄すべし、しからずんば枯亡せよといへり。その松なりと土人の説なり。貞世の説と異なり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
忽ち鈴つけたる帽を被れる戲奴おどけやつこ、道化役者、魔法つかひなどに打扮いでたちたる男あまた我めぐりをどり狂へり。
物語の銀六は、大和めぐりする頃病みてまかりぬ。小六はおいたり。しのぶも髪結いたり。小稲はよきほどの女房とはなりぬ。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ぜひなけれ、天地あめつち巡環めぐり、いましも
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我またこの時四方より近づく多くの大いなる禍ひによりてわがさきに見ざりし降下くだり廻轉めぐりとを見たり 一二四—一二六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
官能のはたらき、体の汁のめぐりまる
その上昔の人は胸に、詳しく言えば心の臓に、血の循行めぐりではなくて、精神の作用を持たせていたのである。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
よく経綸けいりんの業をべ、めぐりのぼ輔弼ほひつえい
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
水涸れ果てし噴水ふきあげの大水盤のめぐりには、
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
哀歓かたみの輪廻めぐりなほも堪へめ、
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)