“めぐり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
周囲24.5%
循環11.3%
9.4%
周匝7.5%
周圍7.5%
𢌞轉3.8%
3.8%
3.8%
周辺1.9%
1.9%
1.9%
周囘1.9%
周回1.9%
四邊1.9%
1.9%
1.9%
巡環1.9%
廻轉1.9%
1.9%
循行1.9%
1.9%
1.9%
輪廻1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
階下したよりほのかに足音の響きければ、やうやう泣顔隠して、わざとかしらを支へつつしつ中央まなかなる卓子テエブル周囲めぐりを歩みゐたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
町の恰度中央なかほどの大きい造酒家さかやの前には、往来に盛んに篝火かがりを焚いて、其周囲めぐり街道みちなりに楕円形な輪を作つて、踊が初まつてゐる。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
人も、ライオンも、わしも、雷鳥も、角をやした鹿しかも、鵞鳥がちょうも、蜘蛛くもも、水にむ無言の魚も、海に棲むヒトデも、人の眼に見えなかった微生物も、——つまりは一切の生き物、生きとし生けるものは、悲しい循環めぐりをおえて、消えせた。
脈といふ脈を、アルコールが駆け廻つて、血の循環めぐりたぎり立つ程早い。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
人あまた其めぐりにつどひたり。
囹圄ひとやめぐりなる樹樹きぎの枝はりとられ、
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
圖の下の端なる死人の起つあたり、ふなよそひせる羅刹らせつの罪あるものをき去るあたりは、早や暗黒裡に沒せるに、基督とその周匝めぐりなる天翔あまがける靈とは猶金色に照されたり。
中央に円い皿一枚、周匝めぐりに扇形の皿八枚を置いた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
大沼の周圍めぐり八里、小沼を合せて十三里、昔は島の數が大小百四十餘もあつたと云ふ。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
髑髏の色白みたる、髑髏と我との間に渦卷ける香の烟の怪しげなる形に見ゆるなどを、我は久しく打ち目守まもり居たりしに、こはいかに、我身の周圍めぐりの物、皆獨樂こまの如くに𢌞り出しつ。
ベアトリーチェふ。見よ、クリストの凱旋の軍を、またこれらの球の𢌞轉めぐりによりて刈取られし一切のを。 一九—二一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
われらは天上の君達と圓を一にし、𢌞轉めぐりを一にし、かわきを一にしてまはる、汝かつて世にて彼等にいひけらく 三四—三六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そして何かが有るように、どうどうめぐりをしている。
少し氣の勝つた者なら、成る程この血のめぐりの惡さうな醜男をしつけといふ口實でからかつて見たくなることでせう。
例の物見高き町中なりければ、このせはしきはをも忘れて、寄来よりく人数にんずありの甘きを探りたるやうに、一面には遭難者の土につくばへる周辺めぐりを擁し、一面には婦人の左右にひて、目に物見んと揉立もみたてたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
頗荘麗なり。左に武内宿禰を祀り右に甲良玉垂神かふらたまたれのかみを祀る。小祠甚多し。西に面し海を望て建つ。側に大樹松。めぐり三人抱余なり。皇后征韓の時手栽てづからうゑて、もし凱陣ならば蒼栄すべし、しからずんば枯亡せよといへり。その松なりと土人の説なり。貞世の説と異なり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
無花果樹いちじゆくはそのめぐりに枝さしかはし、野生の葡萄は柱頭迄ぢ上り、石質の罅隙かげきを生じたる處には、菫花の紫と「マチオラ」の紅とを見る。
ちゆうまえんだの菜園を一周囘めぐりしてまづしい六騎ロツキユ厨裏くりやうらに濁つた澱みをつくるのであつた。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
ちゆうまえんだの菜園を一周回めぐりして貧しい六騎ロツキユの厨裏に濁つた澱みをつくるのであつた。
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
我は父君母君の盛妝せいさうせる姫を贄卓にへづくゑの前に導き行き給ふを見、歌頌の聲を聞き、けふの式を拜まんとて來り集へる衆人の我四邊めぐりを圍めるを覺えき。
忽ち鈴つけたる帽を被れる戲奴おどけやつこ、道化役者、魔法つかひなどに打扮いでたちたる男あまた我めぐりをどり狂へり。
物語の銀六は、大和めぐりする頃病みてまかりぬ。小六はおいたり。しのぶも髪結いたり。小稲はよきほどの女房とはなりぬ。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ぜひなけれ、天地あめつち巡環めぐり、いましも
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我またこの時四方より近づく多くの大いなる禍ひによりてわがさきに見ざりし降下くだり廻轉めぐりとを見たり 一二四—一二六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
官能のはたらき、体の汁のめぐりまる
その上昔の人は胸に、詳しく言えば心の臓に、血の循行めぐりではなくて、精神の作用を持たせていたのである。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
よく経綸けいりんの業をべ、めぐりのぼ輔弼ほひつえい
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
水涸れ果てし噴水ふきあげの大水盤のめぐりには、
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
哀歓かたみの輪廻めぐりなほも堪へめ、
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)