“鯉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こい81.5%
こひ13.0%
4.1%
ごい1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぞと考えまわすに、元来屈託のない平馬は、いよいよ気安くなって五六本を傾けた。の洗い、木の芽田楽なぞも珍らしかった。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
にも座敷にもといつてはいが、柱立見事な、い、なる、自在鍵黄金造であるかとはるるつた
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
私も子供のが死んだ時には、せめて外棺ぐらい作ってやりたい気がしないでもなかった。しかしついに内棺だけですますことにしたのだ。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
そのあいだに運ばれて来た洗いや、江戸には珍しい胡桃豆腐や、焼鮒や、鳥の酒りなと、多くはつまに凝った皿の数も、ほとんど心にとめるいとまのないほど、梅八はおのれの話に溺れていた。
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)