“鯉魚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りぎょ57.1%
こい28.6%
りぎよ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第三は肉筆掛物中の鯉魚りぎょ幽霊または山水。第四は摺物なり。美人風俗画は比較的その数少くまた北斎作中の上乗じょうじょうなるものにあらず。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
三宝の利益りやく、四方の大慶。太夫様にお祝儀を申上げ、われらとても心祝いに、この鯉魚こいさかなに、祝うて一献、心ばかりの粗酒を差上げとう存じまする。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其の絵のたへなるをでて乞要こひもとむるもの一二前後ついでをあらそへば、只花鳥山水はふにまかせてあたへ、鯉魚りぎよの絵は一三あながちに惜しみて、人ごとたわぶれていふ。