“利益”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りやく38.6%
りえき28.9%
ため16.9%
とく4.8%
あがり1.2%
たし1.2%
とします1.2%
まし1.2%
みいり1.2%
もうけ1.2%
りやくの1.2%
りゑき1.2%
リヤク1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
食物を献ずればかくかくの福徳利益がある、金銭を差し上ぐれば天国に至ることができるなどの迷信は、すこぶる盛んなものである。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
「なるほどそういう場合には、わたしたちで利益を分けるのだね。ところで、ひとつ、きばってさしあたり三十フラン分けてあげようよ」
信斎は自分の学問の底をいて、色々利益になりさうな名句を拾ひ集めては比べてみたりした。そしてと出来上つたのが、の蓋に
たとへさうした方が利益だといふことが誰にでも分つてゐるやうなことでも、人に云はれておいそれといふことはなかなかないもんぢや。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
利益はみなお前にやる。……だから、すっぱり告白てくれ。隠し立てさえしなけァいざこざはいわねえといってるんじゃねえか。……な、なんだ。妙な面をするな。……笑え。おい、笑って見せろ
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
暑さに苦しんで——これが何と夢ではあるまいか? この薄福者の命を断ったそればかりで、こうも苦しむことか? この人殺の外に、何ぞおれは戦争の利益になった事があるか?
「長頼は、先鋒に立て。利秀内膳は第二隊に。第三隊には、利益光之与三郎などをもって組み、第四隊は、利長の手勢にまかすぞ」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ああああ、うまうまと入ったわ——女の学校じゃと云うに。いや、この構えは、さながら二の丸の御守殿とあるものを、さりとてはしい。じゃが、女に逢うには服礼利益かい。袴に、洋服よ。」
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一年の間、春、夏、秋、と三度蚕を飼ってあがる利益と、自分の畑のものを売った利益などで純農民は生計を立てて行かなければならない。
農村 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
但しお金が少々かかるが。かかる代りに利益が大きい。とかくこの世はお金が讐敵じゃ……チャカポコチャカポコチャカポコ……
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「当節流行の合巻のはじまりは、あっしの「雷太郎強悪物語」でげすが、あれは浅草観音利益仇討というまくら書きがありやすとおり、敵うち物でげす。
仇討たれ戯作 (新字新仮名) / 林不忘(著)
片手わざにもより手足どりて、新年着支度もこれをばてぞかし、南無大鳥大明神にさへ大福をあたへへば製造もとの我等萬倍利益をとごとにふめれど
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大仙、仏法蔵ヲシテ一切衆生利益ス。何ノ怨恨カアッテ、独リワレノミニ法ヲ説カザル。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)