“景気”のいろいろな読み方と例文
旧字:景氣
読み方割合
けいき81.3%
けいひ6.3%
げいき6.3%
ブーム6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、商店しょうてんは、すこしでもよけいに品物しなものろうとおもって、店先みせさきをきれいにかざって、いたるところで景気けいきをつけていました。
酔っぱらい星 (新字新仮名) / 小川未明(著)
痛快つうくわいだ! ……よろしい、おにちまひなさい、と景気けいひをつけて、ふとつたやつを、こんがりと南京なんきん中皿ちうざら装込もりこむだのを、わたしをつけて、大事だいじむしつて、はしふくめたんですが
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
原さんにはこの答が断然たる決心のように受けとれたか、それとも、瘠我慢やせがまんのつけ景気げいきのごとく響いたか、そのへんしかと分らないが、何しろこの一言いちごんを聞いた原さんは、機嫌よく
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「ご覧なさい。戦争で儲けたのはアメリカでしたよ。景気ブーム! 景気ブーム!」
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)