“買物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かひもの64.7%
かいもの23.5%
かひもん5.9%
けいもの5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其日そのひ二人ふたりしてまち買物かひものやうとふので、御米およね不斷着ふだんぎへて、あつところをわざ/\あたらしい白足袋しろたびまで穿いたものとれた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
また或時あるとき、市中より何か買物かいものをなしてかえけ、鉛筆えんぴつを借り少時しばらく計算けいさんせらるると思ううち、アヽ面倒めんどうだ面倒だとて鉛筆をなげうち去らる。
「お前、今日買物かひもんに行くいうてたんやなア、これでは行かれよまい。……明日あしたにしたんかい。」
兵隊の宿 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
味噌漉みそこしを提げて買物けいものにもかれめえ、おらうちへ来ても女中でも一緒に附いて来て朝寐あさねをして、おひきずりで銀の股引を穿いた箸をチャラ/\云わして飯を食って居ちゃア、飯が食えねえ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)