“けいき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ケイキ
語句割合
景氣23.2%
景気23.2%
京畿19.6%
継起7.1%
契機5.4%
慶喜5.4%
計企3.6%
軽機3.6%
傾危1.8%
勁騎1.8%
慶忌1.8%
荊杞1.8%
警畸1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あたまにほひのするあぶらられて、景氣けいきのいゝこゑうしろからけられて、おもてたときは、それでも清々せい/\した心持こゝろもちであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
道子みちこたゞなんといふわけもなく吾妻橋あづまばしのたもとがさゝうなのするまゝ、こゝを出場所でばしよにしたのであるが、最初さいしよばんから景気けいきく、よひうち二人ふたりきやくがつき
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
余は日本を愛するが故に、日本が無趣味のくにとなり果つるを好まぬ。余は京畿けいきを愛する故に、所謂文明に乱暴されつゝある京畿を見るのが苦痛である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
その後、大槻玄沢げんたく、宇田川槐園かいえん継起けいきし、降りて天保弘化の際にいたり、宇田川榛斎しんさい父子、坪井信道、箕作阮甫げんぽ、杉田成卿せいけい兄弟および緒方洪庵等、接踵せっしょう輩出せり。
慶応義塾の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
忠利と彼とが百年の知己の如く結ばれた契機けいきというのも、武蔵が抱いていた多年の志望がこの英君の認める所となった点にある。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その前に慶喜けいきさんが東帰して来たときに、政治上の改革とでも云うか種々しゅじゅ様々な役人が出来た。可笑おかしくてたまらない。新潟奉行に誰が命ぜられて、何処どこの代官に誰がなる。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
その計企けいきからして世離れがしている。
由布院行 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
軽機けいき? そんなものを持っていく必要があるのかね」
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
傾危けいきの際、老いても一門の支柱しちゆうとなれる入道相國は折柄をりから怪しき病ひに死し、一門狼狽して爲す所を知らず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
王これに乗じ、勁騎けいきを以てめぐってそのうしろに出で、突入馳撃しげきし、高煦の騎兵と合し、瞿能父子を乱軍のうちに殺す。平安は朱能と戦って亦敗る。南将兪通淵ゆつうえん勝聚しょうしゅう皆死す。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
張もめずらしがって某学者に見せると、それは管子かんしのいわゆる涸沢こたくの精で、慶忌けいきという物であると教えられた。
帰り来たれば頭白うしてまた辺をまもる。辺庭流血海水を成す。武皇辺を開いて意いまだまず。君見ずや漢家山東の二百州、千村万落荊杞けいきを生ずるを。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
と、この事件の警畸けいきな内容を、残らず説き終ると同時に、なぜとなく彼は、お岩の半面仮髪に惹かれるのであった。
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)