“よしのぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
慶喜91.7%
吉孚4.2%
義延4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分の家の子のように呼捨てにしてはばからないことのみならず、江戸の将軍一族に対しても、或いは家茂いえもちがと呼び、慶喜よしのぶがと呼んでいる。
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そちの仕えまいらす当主の世子せいし吉孚よしのぶを、病弱にて、世嗣よつぎはなり難しなどと、吉保をもって柳営にいわしめ、他より養子を迎えておのれの功となし
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
当主綱条つなえだ様には、そのお力はなし、世子せいし吉孚よしのぶさまは、なおお若くてあらせられるし——藩中に多くの徒党を擁している紋太夫の勢力をおさえ得るものはたれもない。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
義延よしのぶ(巡査の名)という男はそんな男と男が違う。
夜行巡査 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)