“継起”の読み方と例文
読み方割合
けいき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悪業を以てのゆえに、さらに又諸の悪業を作る。継起けいきしてついおわることなし。昼は則ち日光をおそれ、又人および諸の強鳥をおそる。心しばらくも安らかなることなし。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
その後、大槻玄沢げんたく、宇田川槐園かいえん継起けいきし、降りて天保弘化の際にいたり、宇田川榛斎しんさい父子、坪井信道、箕作阮甫げんぽ、杉田成卿せいけい兄弟および緒方洪庵等、接踵せっしょう輩出せり。
慶応義塾の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
僕は先生の身辺に継起けいきした出来事について君の御尋ねに答えるべきなのであろうが、それは、いくら僕の手紙が饒舌じょうぜつだからと云って、一度や二度の通信ではとても書き切れるものでない。
悪霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)