“成卿”の読み方と例文
読み方割合
せいけい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玄白は晩年に一子を挙げ、立卿りゅうけいと名づけましたが、この立卿も、またその子の成卿せいけいも、同じく医家として世に聞こえていた人々であります。
杉田玄白 (新字新仮名) / 石原純(著)
弘前ではこれより先藩学稽古館けいこかんに蘭学堂を設けて、官医と町医との子弟を教育していた。これを主宰していたのは江戸の杉田成卿せいけいの門人佐々木元俊げんしゅんである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その後、大槻玄沢げんたく、宇田川槐園かいえん継起けいきし、降りて天保弘化の際にいたり、宇田川榛斎しんさい父子、坪井信道、箕作阮甫げんぽ、杉田成卿せいけい兄弟および緒方洪庵等、接踵せっしょう輩出せり。
慶応義塾の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)