“成人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとな66.7%
せいじん27.1%
しとな4.2%
ひとゝな2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御覧の如く前輪は恰も水車のやうに大きく、後の輪がお盆のやうに小さい地金製の三輪車であるが、然も之が成人おとな乗用車ロードスターなんだぜ。
ぞくかみ申子もうしごよわいなどともうしますが、けっしてそのようなものではなく、この立派りっぱ成人せいじんして、父親ちちおや実家じっかあとぎました。
この児の姉さん達の方がずっと壮健じょうぶそうだった。ところが姉さん達は死んでしまって、育つかしらんと思った泉ちゃんの方がこんなに成人しとなって来た——分らないものだね
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
棄ても歎願たんぐわんせねば第一しんだ母親の位牌ゐはいの前へも言譯なし久左衞門とか云人のなさけによりてかく迄に成人ひとゝなりたる者なるか親は無とも子はそだつとの諺言ことわざも今知られけるとは云物の是迄は苦勞くらう辛苦しんく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)