“実家”のいろいろな読み方と例文
旧字:實家
読み方割合
さと66.7%
うち16.7%
じっか4.2%
じつか3.1%
おさと3.1%
いえ2.1%
やど2.1%
さとかた1.0%
サト1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど女房と子供が、実家餅搗の加勢にとるけに、この店をば慾しがっとる奴の処へて委任状と引換えに五十両貰うて来た。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
看護婦としての手腕はチャント認められているんだし、実家が裕福だろうが貧乏だろうが看護婦としての資格や信用には無関係だろう。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
申子いなどとしますが、してそのようなものではなく、この立派成人して、父親実家ぎました。
一人あつたが戦地られるともなく病気れ、空襲焼死して一全滅した始末に、道子松戸田舎農業をしてゐる母親実家につれられてつたが
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
そんなに、実家を恋しがらなくてもいゝよ。親一人子一人のお父様に別れるのは淋しいだらう。が、何も心配することはないよ。を恐がらなくつてもいゝよ。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
それではたまらぬと、そこで兄藤次郎にはすまぬと影に手を合わせながら、わざと種々の放埓に兄を怒らせて、こうして実家へもよりつかずに繋累を断った栄三郎ではないか。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
身をいとしんで、珠の御子を産めと、彼女は実家へさげられた。すると或る日、兄の行房が来て、ひそかに妹へ「おろしたがよい」とすすめた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
懐に金を入れて出たまま行衛不明になって、幼子と後妻だけが残ったのを、家を売った金や残りのものと一緒に実家の兄、テンコツさんの近くへいっていた。
楊桃は枝ながら実家のおみやげに
行乞記:07 伊佐行乞 (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)