実家やど)” の例文
旧字:實家
身をいとしんで、珠の御子みこを産めと、彼女は実家やどへさげられた。すると或る日、兄の行房が来て、ひそかに妹へ「おろしたがよい」とすすめた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『お実家やどへ。へへへ、おっ母さんのお乳をたんと吸って来ましたね』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)