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実家
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じつか
ふりがな文庫
“
実家
(
じつか
)” の例文
旧字:
實家
兄
(
あに
)
が
一人
(
ひとり
)
あつたが
戦地
(
せんち
)
へ
送
(
おく
)
られると
間
(
ま
)
もなく
病気
(
びやうき
)
で
倒
(
たふ
)
れ、
父
(
ちゝ
)
は
空襲
(
くうしふ
)
の
時
(
とき
)
焼死
(
せうし
)
して一
家
(
か
)
全滅
(
ぜんめつ
)
した
始末
(
しまつ
)
に、
道子
(
みちこ
)
は
松戸
(
まつど
)
の
田舎
(
ゐなか
)
で
農業
(
のうげふ
)
をしてゐる
母親
(
はゝおや
)
の
実家
(
じつか
)
へ
母
(
はゝ
)
と
共
(
とも
)
につれられて
行
(
い
)
つたが
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
エモンを字の
如
(
ごと
)
くイモンと読んで
衣
(
きぬ
)
に
附
(
つ
)
けた
紋
(
もん
)
と
心得
(
こゝろえ
)
て
居
(
ゐ
)
た
小説家
(
せうせつか
)
があつたさうだが、
或
(
ある
)
若
(
わか
)
い
御新造
(
ごしんぞう
)
が
羽織
(
はをり
)
を
幾枚
(
いくまい
)
こしらへても、
実家
(
じつか
)
の
紋
(
もん
)
を附けるのを隣の
老婢
(
ばあや
)
が
怪
(
あやし
)
んでたづねると
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
其
(
そ
)
の
頃
(
ころ
)
は自分も
矢張
(
やはり
)
若くて美しくて、女にすかれて、道楽して、とう/\
実家
(
じつか
)
を
七生
(
しちしやう
)
まで
勘当
(
かんだう
)
されてしまつたが、今になつては
其
(
そ
)
の
頃
(
ころ
)
の事はどうしても事実ではなくて夢としか思はれない。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
御新造
(
ごしんぞ
)
の
実家
(
じつか
)
は
葭町
(
よしちやう
)
で
幅
(
はゞ
)
のきく
芸者家
(
げいしやや
)
であつた。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
“実家”の意味
《名詞》
実 家(じっか)
自分が生まれた家。生家。
養子や配偶者の生まれた家。
(出典:Wiktionary)
“実家”の解説
実家(じっか)は、自分が生まれた家を指す日本語。
(出典:Wikipedia)
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“実家”で始まる語句
実家方
実家帰
実家親
実家預
実家女臈